法学入門

Numbering Code U-LAW00 11248 LJ41 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Tue.1
Instructor name FUNAKOSHI MOTOAKI (Graduate School of Law Professor)
NAGANO FUMIHIRO (Graduate School of Law Professor)
KONDOU KEISUKE (Graduate School of Law Associate Professor)
KIMURA ATSUKO (Graduate School of Law Professor)
YASUDA TAKUTO (Graduate School of Law Professor)
TAKAHASHI YOICHI (Graduate School of Law Associate Professor)
YAMAMOTO KEIZOU (Graduate School of Law Professor)
KASAI MASATOSHI (Graduate School of Law Professor)
KIMIHIRO IKEDA (Graduate School of Law Professor)
SUZUKI HIDEMITSU (Graduate School of Law Professor)
NISHITANI YUUKO (Graduate School of Law Professor)
MASAKO WAKUI (Graduate School of Law Professor)
HASHIMOTO YOSHIYUKI (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course 法学部教員によるリレー式講義を通じて、法学の諸領域にわたって基礎的な知識を提供し、法を理解するために必要な基本的能力を修得させる。
Course Goals 法学部生として身につけるべき法律学の基本的な考え方を理解する。法律学の諸領域にわたる基本的な知識を習得し、法を多面的な視点から理解する能力を獲得する。
Schedule and Contents 1. 法学部における法律学の学び
(1) 法とは何か【第1回・4/12】(船越)
 法とは何かについて、法と道徳の関係、法の目的、法的思考、法の社会的機能などを説明する。
(2) 法の役割とその具体例【第2回・4/19】(長野)
 我々の生活上の具体的な場面(自動車運転、アルバイト、訪問販売、飲食店経営等)を題材に、様々な法分野と法の役割を説明する。

2. 法の解釈と適用(法解釈学総論)【第3回・4/26】(近藤(圭))
 法的思考とは何かという観点から、事実認定、法の解釈、法の適用(あてはめ)について解説する。

3. リーガル・リサーチ&リーディング【第4回・5/10】(木村)
 前半では、法令・判例や法律文献資料の調査方法について説明する(リーガル・リサーチ)。後半では、法令・判例の読み方、判例の役割について説明する(リーガル・リーディング)。

4. 法とその解釈(法解釈学各論)
 いくつかの法分野から、具体的事例を題材に法解釈のイメージを示す。
(1) 刑法を例に【第5回・5/17】(安田)
 犯罪に関する基本的テーマについて判例にあらわれた事案を素材に、刑法とその解釈を論じる。
(2) 商法を例に【第6回・5/24】(高橋)
 商取引・会社に関する事例を素材として、商法における法解釈の具体例を示す。
(3) 民法を例に【第7回・5/31】(山本(敬))
 民法に関する事例を素材として、法及び法解釈とはどのようなものかということについて、基本的な仕組みと考え方を説明する。

5. リーガル・ライティング【第8回・6/7】(山本(敬))
 法的な文章を書く能力を身に付けるためのライティング実習を行う。授業中に、法的な文章に求められる要素を説明して課題を提示するので、授業日から10日以内に、指示に沿ったレポートを各自で作成して提出すること。提出レポートに対する講評を、第14回授業日までに示す予定である。

6. 司法制度の概要
 司法制度および訴訟制度について概説する。
(1) 司法制度一般、民事裁判手続【第9回・6/14】(笠井)
 司法制度(裁判所組織、弁護士制度、法曹養成制度)について概観した上で、民事裁判手続(私人間の権利義務関係を対象とする裁判手続)の仕組みを解説する。
(2) 刑事司法制度【第10回・6/21】(池田)
 刑事司法制度(刑罰法令を適用・実現する国家の制度)について、捜査から訴追、裁判に至る手続の仕組みを解説する。

7. 社会における法と裁判
 社会における法制度や裁判制度の役割を大きな視点から俯瞰する。
(1) 法と裁判の歴史【第11回・6/28】(鈴木(秀))
 歴史の中の法と裁判の考察を通じ、現在の法制度がどのように形成されてきたか、そして過去の法制度と対比することであらためて明らかとなる現在の法制度の特徴などを学ぶ。
(2) 国際社会と法【第12回・7/5】(西谷)
 国際社会における法の役割のうち、国際結婚や外国企業との民事訴訟などを素材として、国際私法を中心に、国際社会での私人の活動の法的規律を論じる。
(3)政策実現と法【第13回・7/12】(和久井)
 経済のデジタル化が進む中、市場における集中の進行がどのような問題を生じさせているか、そして、そのような問題に対処するために競争政策が、公正取引委員会による独占禁止法の執行活動その他の法制度によっていかに実現されているかを概観する。

8. 法律学の学びと将来の進路【第14回・7/19】(橋本)
 卒業後の進路(法曹、公務員、企業、研究者など)と法学部での学びの関わりについて、本学部卒業生を招いてお話しいただく(予定)。

≪期末試験≫
9. フィードバック期間
 フィードバックの実施方法は授業時に説明する。
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