特別講義「民事執行・保全法」

Numbering Code U-LAW00 31816 LJ41 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name YAMADA AYA (Graduate School of Law Professor)
Outline and Purpose of the Course  この授業の目的は,民事執行法と民事保全法について基本的な理解を得られるようにすることである。これらの法律は,私法上の権利が実際に行使され,実現される場面を規律するもので,強制執行の手続やそのための保全手続,担保権の実行方法等が対象となる。例えば,債権者が債務者の任意の弁済によらずに債権を回収するためにはどのような手続がとられるかといった事柄である。
 大学を卒業後に社会に出れば,職務上,これらの手続を用いたり,相手方からの申立てに応じたりする必要が生ずる。そのための準備として,制度の基本的な内容や趣旨,具体的な手続等を理解できるようにするための授業である。
 なお,この授業は,法科大学院との共通科目である。
Course Goals  民事執行手続,民事保全手続について基本的な事項を学び,判決手続など他の手続との関連性を理解できるようにする。
Schedule and Contents *授業の進行により,各回のテーマにつき若干の変更があり得る。
*本科目は,京都大学法科大学院からの提供科目であるため,11月祭期間中の11月21日(月)も授業を実施する。

1 民事執行・民事保全総論
2 債務名義
3 執行文・執行開始の要件
4 請求異議の訴え・第三者異議の訴え
5 強制執行手続の進行・停止
6・7 不動産執行①②
8 不動産執行③・動産執行
9 債権執行
10 財産開示手続・非金銭執行
11 担保権の実行手続
12 民事保全総論・仮差押え
13 係争物に関する仮処分
14 仮の地位を定める仮処分
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