国際取引法
Numbering Code | U-LAW00 31172 LJ41 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2 |
Instructor name | NISHITANI YUUKO (Graduate School of Law Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 本講義は,狭い意味での国際取引の枠に限定することなく,幅広い視点から,グローバル化の中での法の多元性,国際社会に共通の価値としてのSDGs及び「ビジネスと人権」,移民政策のあり方などの多様な問題について,基本的な考え方を身に付けることを目的としている。 | ||
Course Goals | 広く国際取引と関係する法問題について学び,基本的な考え方を習得することで,自ら解決方法を見つけられるようになること。 | ||
Schedule and Contents |
本講義においては,以下の内容を取り上げる予定である。ただし,授業の進み具合によって変更することもありうる。 第1回 国際取引の基本 国際取引に関する法的規律のあり方と統一法の意義について論ずる。 第2~3回 企業の社会的責任とSDGsの実現に向けて 途上国における人権侵害や環境汚染を素材として,企業の社会的責任について論じ,SDGsを実現するための法的手段について論ずる。 第4~5回 国際売買 契約準拠法の決定,「国際物品売買契約に関する国連条約」(ウィーン条約:CISG)など,国際契約を規律する規範について論ずる。 第6回 国際物品運送 国際海上運送及び国際航空運送について論ずる。 第7回 国際支払 国際取引における決済について論ずる。 第8回 国際的企業活動 生産物責任,代理店・フランチャイズ,プラント輸出などについて論ずる。 第9回 国際的な知的財産権の保護 条約による知的財産権保護のほか,知的財産権侵害及び並行輸入をめぐる私法上の問題について論ずる。 第10~第14回 国際取引紛争 国際取引をめぐる紛争解決手段として,国際裁判管轄及び外国判決の承認執行のほか,国際商事仲裁について論ずる。 第15回 総括 国際取引に関する重要論点について総括する。 |