西洋法制史

Numbering Code U-LAW00 21231 LJ41 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 4 Course Type Lecture
Target Year Target Student
Language Japanese Day/Period Mon.4・Wed.4
Instructor name SATOU DAN (Graduate School of Law Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course  明治以降、わが国の法制は、法制度の継受により、また学説の継続的な摂取・消化により、西洋の法文化の影響を受けてきた。そのような背景から、わが国の現行法制度を史的に考察する場合、西洋における法の歴史もその対象となる。
 本講義では、ヨーロッパの各国の法制度の中でも、わが国にとりわけ大きな影響を与えた大陸諸国の法制度の史的変遷を重点的に扱う予定である。近年ではローマ・教会法の影響を共有する「ヨーロッパ法制史」という視座も重要であることから、そうした点をも念頭に置きつつ講義を進める。わが国が明治期に継受した西洋近代法がどのような歴史的背景を持つものなのか概観することで、現行の法制度について考察するための基礎的な知見を得、理解を深めることを目的とする。
Course Goals  本講義では、現行法に多大な影響を与えた西洋の法の歴史について基本的な流れを理解すること、さらにそうした知識を利用して現行法制度についてより発展的な学習ができるようにすることを目標とする。
Schedule and Contents  上述の目的を念頭に置き、以下のテーマを中心に講義を進行する(フィードバックを含めて全30回)。それぞれのテーマにつき、およそ二回で扱う。詳細については初回の授業で説明する。

1) 西洋法制史の対象と方法
2) ローマ法と法典編纂
3) 封建制度
4) 都市と農村
5) 中世ローマ法
6) 教会と法
7) 大学と法
8) ローマ法の継受
9) 宗教改革と法
10) パンデクテンの現代的慣用
11) 人文主義法学
12) 自然法と自然法的法典編纂
13) 法典論争と歴史法学
14) パンデクテン法学とゲルマン法学
15) ドイツ民法典の成立とその後

≪期末試験≫
16)フィードバック 2回
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