政治思想史
Numbering Code | U-LAW00 21381 LJ42 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 4 | Course Type | Lecture |
Target Year | Target Student | ||
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4・Fri.4 |
Instructor name | MORIKAWA TERUKAZU (School of Government Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 政治思想史とは、その名のとおり政治をめぐる思想の歴史であるが、本年度は、古代から近代までの西洋政治思想史をとりあげ、自然と人為の相克という観点から、民主政治をはじめとする様々な政治のあり方について考察を進めたい。大いなる自然の一部として自然の摂理(必然)に従いながら、自由な作為によって独自の世界を築く、という人間の――いわば不自然な――性質(本性nature)をめぐる問いを軸に、古代以来の西洋政治思想史の展開を跡付け、政治的なものをめぐる思考を深めることが、本講義の目的である。 | ||
Course Goals | 政治思想史、およびそれに関連する諸分野の基礎的な素養を身につけ、政治的なものについて考察する能力を深めること。 | ||
Schedule and Contents |
おおむね以下の順序で講義を進める。各項目について、2~3回の講義を行う予定。フィードバックを含めて合計30回の講義を行う。 1.序論:政治的なものの概念――古代と近代 2.近代自由主義の発展――契約説から文明社会論へ 3.19世紀の政治思想――自由主義の発展と、その批判の系譜 4.世紀転換期の政治思想――大衆社会の到来 5.戦間期の政治思想――ワイマールの光と影 6.全体主義の出現――ナチズムを中心に 7.全体主義をめぐって――近代の逸脱か、近代の帰結か 8.近代の再審――古典的政治哲学の再興 9.近代の再編――自由主義の再生 10.政治的なもののゆくえ――ポスト・ポスト近代(?!) |