Seminar for Multicultural Studies : Watch, Listen, and Learn @ Taiwan

Numbering Code U-LAS55 10001 SB31 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese and English Day/Period Intensive
Instructor name HAN LIYOU (Institute for Liberal Arts and Sciences Associate Professor)
KAWAI JUNKO (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor)
IEMOTO TAROU (Institute for Liberal Arts and Sciences Associate Professor)
CHO SHIKO (Graduate School of Letters Program-Specific Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course  多文化教養演習 :見・聞・知@台湾は、①京都大学が実施する「多文化共学短期[派遣]留学プログラム」と呼ばれる短期留学、②事前学習、③事後学習から成る授業である。見・聞・知は、「けん・ぶん・ち」と読み、様々な人々と対話し、多文化に深く接する経験を積むこと(=見・聞)、そしてその経験の中で主体的に学んでいくこと(=知)が重視されることを表している。
 本演習の目的は、多様な文化的背景を持つ学生と共に学ぶことを通して、相手文化への理解を深めるとともに、自分自身が身につけてきた文化をも捉え直す経験をし、それを日本語、英語、もしくは現地の言語で表現できるようになることである。これらのことは、将来にわたって国際活動を行うための基礎能力を養成することとなる。
 具体的には、京都大学と大学間学生交流協定関係にある国立台湾大学の協力を得て、 (1)派遣先大学が提供する中国語講座、(2)現地学生との共同セミナー・共同学習、(3)派遣先大学提供の講座受講・実習・実地研修・文化体験を行う。 
 (1)の中国語講座については、世界的にも有名な国立台湾大学国際華語研習所(International Chinese Language Program: ICLP)にて中国語授業・体験実習が提供される。(2)は現地教員と連携し、共同セミナーを開催し、両大学の学生が文化や社会問題に関する発表を行い、議論する。(3)については台湾文化、歴史、社会、地理環境などについて講義と実習が一体化した体験ができる。
Course Goals ・短期留学の経験並びに現地の学生と共に学び議論することを通じて、派遣先である台湾の文化、社会、習慣への理解、さらには日本と台湾の関係についての理解を深める。
・また、同様の活動を通じて、日本文化あるいは自分自身の身につけてきた文化を相対化して客観的に捉えながら、それを相手に分かりやすく伝えられるようになる。
・現地で提供される講義、実地研修を通じて、文化、社会、習慣について多様なアプローチを理解する。 
・現地学生を含む多様な文化的背景を持つ学生とコミュニケーションを図る意義を理解し、それを可能とする能力の基礎を習得する。
・中国語能力を向上させ、よりレベルの高い表現力を習得する。
Schedule and Contents 研修の詳細についてはKULASISで確認すること。
短期留学プログラムについては、別途申し込みをする必要があるため、申込方法などについて登録者に送られる案内、KULASIS等を参照すること。

全体スケジュール(予定)
(1)2月中旬~3月初旬:事前語学授業(10時間程度)、共同セミナー発表準備(4時間程度)
(2)3月初旬~3月下旬:短期留学プログラム(於、国立台湾大学)
プログラム内容(仮)
1日目   日本発、台湾着
2日目   ・09:00-12:30クラス分けプレイスメントテスト
     ・14:00-16:00講義1/3:「台湾の伝統演劇」(担当:国立台湾大学教員)
     ・夕刻:キャンパスツアー
3日目   ・09:00-12:30中国語授業
     ・14:00-16:00講義2/3:「台湾の自然生態学」(担当:国立台湾大学教員)
     ・16:15-18:15共同セミナー準備
4日目   ・09:00-12:30中国語授業
     ・14:00-16:00講義3/3:「台湾における民族信仰・習慣」(担当:国立台湾大学教員)
     ・16:30-19:30京都大学・台湾大学共同セミナー
5日目   ・09:00-12:30中国語授業
6日目   ・09:00-16:00学生等引率による課外研修(猫空等訪問)
7日目  日曜日(休み)
8日目   ・09:00-12:30中国語授業
9日目   ・09:00-12:30中国語授業
     ・14:00-16:00実地研修1/3:台湾の食文化、日常習慣に関する研修
10日目  ・09:00-12:30中国語授業
11日目  ・09:00-12:30中国語授業
     ・14:00-17:00実地研修2/3:歴史・伝統習慣に関する研修(国立故宮博物院、士林夜市等)
12日目  ・09:00-12:30中国語授業
13日目  ・09:00-16:00学生等引率による課外研修(九份等訪問)
14日目  日曜日(休み)
15日目  ・09:00-12:30中国語授業
16日目  ・09:00-12:30中国語授業
     ・14:00-17:00実地研修3/3:歴史的建造物・宗教に関する研修(龍山寺等)
17日目  ・09:00-12:30中国語授業
18日目  ・09:00-12:30中国語授業
19日目  ・09:00-12:30中国語授業・ファイナルプレゼンテーション
     ・14:00-16:00修了式
20日目  台湾発、日本帰国
(3)3月下旬 報告会(1.5時間、於、京都大学)
Evaluation Methods and Policy 事前学習への参加状況(15%)、派遣先大学における評価(60%)、帰国後の報告会および報告書(25%)による。
Course Requirements 全学共通科目「日本語・日本文化演習」を受講した上での参加を推奨する。中国語初学者も歓迎するが、全学共通科目「中国語」等の関連科目を受講していることが望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) ・現地文化、現地社会に関する文献を読むこと。
・現地で受講する講義で指定される文献を読んでおくこと。
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