English Reading Class for students who haven't earned credits ESR03
Numbering Code | U-LAS20 10001 SB48 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar (Foreign language) | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name | KATSURAYAMA KOUJI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 単に表面上の大意を把握するだけでは飽き足らずに、さらに、言葉のもつ、多様でニュアンス豊かな表現のあり方を感得するには、文学に親しむことが一番の近道である。しかし、文学というのはどこか近寄りがたいところがあって、文学作品をただ漫然と読むだけでは、どこまで味わうことができているのか、覚束ないところがある。いわんや、日本人には外国語である英語で書かれた作品を味読するとなればその困難はなおさらであろう。そんな悩みのある方にお勧めなのが、英文は平易と見えても、その語る内容には、徒(あだ)やおろそかには読み飛ばせない、奥行きを感じさせる古典作品の講読である。言葉のもつ、多様でニュアンス豊かな表現のあり方を感得し、言語表現に対する感性を鍛錬すると同時に、異文化理解を通じて、人間理解を深めることを目指す。 | |||
Course Goals | 英詩には、英語固有のリズムが芸術的なまでに昇華されており、その響きに親しみ、それを暗誦することは、英語に対する音感を高めるのに高い効果が期待できる。英文学の粋である作品を暗誦して優れた表現に親しみ、リズム感を涵養することを通じて運用力向上を目指す。 | |||
Schedule and Contents |
イギリスを代表する劇作家シェイクスピア(1564-1616)が書いた芝居の名場面の科白を暗誦する。『真夏の世の夢』、『お気に召すまま』、『十二夜』、『ハムレット』、『マクベス』、『テンペスト』等の作品から名場面を選り抜き、徹底的に言葉を分析、味わうことと並行して、それを本場の名優さながらに朗唱することができるように繰り返し練習し、名セリフに感じられる詩のリズムを感得することを通じて、英語の音声やリズムの特徴について理解を深める。 第1回 導入:英詩のリズムについて 第2~3回 『マクベス』 第4~5回 『テンペスト』 第6~7回 『お気に召すまま』 第8~9回 『真夏の世の夢』 第10~11回『ハムレット』 第12~13回『十二夜』他 第14回 まとめ 第15回 フィードバックの実施 |
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Evaluation Methods and Policy |
5回以上欠席した場合は成績評価の対象としない。 理解度確認のための期末等筆記試験(あるいはレポート試験)の成績を中心として(70%)、それに授業への積極的な参加等の日常の活動を加味して(30%)、評価する。 |
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Course Requirements | Refer to "Handbook of Liberal Arts and General Education Courses". | |||
Study outside of Class (preparation and review) | とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | Memorable Speeches from Shakespeare, Peter Milward, (南雲堂), ISBN:4523036535 | ||
References, etc. | イギリス詩を学ぶ人のために, 小泉博一他編, (世界思想社), ISBN:4790707997 |