ILAS Seminar :Kokoro seminar "Experimental Psychology Bridging Behavior, Brain and Mind"
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | Mainly 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.5 |
Instructor name |
Ryusuke Nakai (Kokoro Research Center Program-Specific Senior Lecturer) UEDA YOSHIYUKI (Kokoro Research Center Program-Specific Senior Lecturer) MUTO HIROYUKI (Kokoro Research Center Program-Specific Assistant Professor) |
||
Outline and Purpose of the Course | 実験的手法により心の理解を目指す実験心理学の手法は、現代心理学では非常に重要なものとなっている。また近年、ハードウェアやソフトウェアの進歩によって、その計測法や解析法は大きな進歩を遂げている。さらに心理学は、神経科学、精神科学や統計学、深層学習等、他の研究分野と密接な関係を持つようになっている。本セミナーでは、心理学実験を対象として、実際の研究でも使用されるデザインを用いて、行動実験や脳機能計測までの一連の研究の流れを体験する。その中で、研究の基本的考え方や組み立て方、実験心理の基礎理論、近年の実験手法、心理学と統計学や神経科学とのつながりについて学び、最終的にこころを考えるための手法の理解を目指す。 | ||
Course Goals | 一連の心理学実験を体験することにより、研究の基本的考え方や組み立て方・実験の実施・結果のまとめ方等を体験的に学ぶ。行動と脳とこころのつながりについて考えるための基本的知識を習得する。 | ||
Schedule and Contents |
本セミナーは、心理実験のデザインの構築から、実験データの取得、実験データの解析から考察まで実施する一連の研究体験型のセミナーである。セミナーは以下の内容で実施する。各項目について、受講者の理解の程度を確認しながら進める。講義と実習を中心に実施する。 〇第1回:オリエンテーション (必要な場合は履修制限):全員 ・本セミナーの概要の説明と、授業の進め方、予定等の周知。 〇第2回~第5回:反応時間による心のメカニズムの検討 □第2回~第3回:上田 ・反応時間を用いた心理実験の基礎および心理実験デザインの構築法を学ぶ。 ・実験デザインに基づいて、実際に行動実験を実施し、データを取得する。 □第4回~第5回:武藤 ・反応時間データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した反応時間データの解析を実施する。 〇第6回~第9回:強制選択課題による心のメカニズムの検討 □第6回~第7回:上田 ・強制選択課題を用いた心理実験の基礎と心理実験デザインの構築法を学ぶ。 ・実験デザインに基づいて、実際に行動実験を実施し、データを取得する。 □第8回~第9回:武藤 ・強制選択データの解析法を学ぶ。 ・実際に収集した強制選択データの解析を実施する。 〇第10回~第13回:脳機能計測実験と解析:中井 ・機能的磁気共鳴画像法(functional MRI)の原理と実験法について学ぶ。 ・functional MRIのデータ処理等を体験する。 〇第14回:レポート(ポスター)作成:全員 ・一連の講義と実習を元に、レポート(ポスター形式)を作成する。 〇第15回:フィードバック :全員 ※解析の実習ではパソコンを使用するので、ノートPCを持っている人は可能であれば持参してください。(こちらでもある程度用意はしております。) ※予定は状況により変わる可能性もあります。 |
||
Evaluation Methods and Policy | 平常点(出席と参加の状況):50%、レポート:50%で評価する。 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業で取り上げる内容や単語に関して事前に調べる、また習ったことは資料を元に復習する。 |