Cases on Social Innovation
Numbering Code | G-LAS14 80013 LJ44 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Graduate students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2 |
Instructor name |
HARA YOSHINORI (Graduate School of Management Professor) MURAI AKIKO (Graduate School of Management Visiting Associate Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
ソーシャル・イノベーションとは、社会的価値と経済的価値との両立を行うイノベーションである。一般に、社会的価値(社会的課題の解決、もしくは、社会的課題を生まないこと)と、経済的価値(企業・組織自立のための収益の確保)とは、両立が困難であると指摘されてきた。しかしながら、社会問題を解決するための技術革新、ビジネスモデルの変革や、多数の利害関係者(マルチステークホルダー)への配慮を行う組織マネジメントなど、広義のイノベーションにより、両者が両立でき、持続的な社会や組織の実現に貢献してきている状況にある。 本授業では、このようなソーシャル・イノベーションのフレームワークを説明すると共に、種々のフェーズにおける事例を通して理解を深めることを目的とする。具体的には、2015年に国連総会で採択された持続可能な開発目標 SDGs (Sustainable Development Goals)、非財務情報の価値を重視するEDG投資、循環型社会に向けた企業の取組みなどに関連する事例を紹介する。また合わせて、ソーシャル・イノベーションに基づく起業、スタートアップエコシステムとしての公共、社会のあり方、生活者・市民の視点での情報・メディアリテラシーなどについても理解を深めることを目的とする。 |
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Course Goals | 受講者が、社会・企業の持続性の意義とソーシャル・イノベーションの重要性への認識を深め、具体的事例やビジネスピッチ演習を通じて、各自の行動、思考にその認識が反映されることを到達目標とする。 | ||
Schedule and Contents |
1.イントロダクション 背景(社会・環境動向)、課題認識 2.ソーシャル・イノベーションとは 概念、フレームワーク等の解説 3.SDGsとは SDGsの経緯、現状と今後についての解説 4.演習 SDGsゲーム 体験的ゲームを通じて、SDGsに関する理解を深める 5.ソーシャル・イノベーション企業に関する特別講義1(外部講師) 6.ソーシャル・イノベーションとESG投資 7.高度情報社会におけるメディアリテラシー 情報収集・インタビュー方法論などを含む方法論の理解 8.ソーシャル・イノベーション企業に関する特別講義2(外部講師) 9.ソーシャル・イノベーションと多様性 10.学生発表1:メディアリテラシーに関する演習 11.事業機会とビジネスビッチ 12.ビジネスエコシステム、スタートアップエコシステムの現状と今後 13.今後のソーシャル・イノベーションに関する展開 人新生、VUCAの時代における社会持続性のある取組みなどの解説 14.学生発表2:ビジネスピッチ発表とその講評 15.まとめ、討議のフォローアップ、事後アンケート実施 |
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Evaluation Methods and Policy |
授業出席・討議参加状況(25%)、、各課題貢献度(50%)、期末レポート(25%) ※ただし、単位修得の必要条件としては、期末レポートを提出することとする。 |
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Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) |
各回のアサイメントは、事前に、PandAに掲示する。 グループワークとそのプレゼンを2回予定しており、授業時間外に準備、まとめをする必要がある。 |