ILAS Seminar :Exploration of development of the modern astronomy

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Thu.5
Instructor name NOGAMI DAISAKU (Graduate School of Science Associate Professor)
MAEDA KEIICHI (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course  教科書・小暮智一著「現代天文学史」の輪講を行なう。
 天文学は数学と並ぶ最古の学問であり、古くは方角を知ること、日時を知ることなどが目的であったが、1600年代初めの望遠鏡の発明と観測結果の詳細な記録が行なわれることでニュートン力学の端緒になるなど、物理学と深いつながりを持つようになった。そして1800年代後半の分光観測の開始や物理学の発達に伴い、宇宙は地球上での実験では不可能な壮大なスケールの物理学的事象が観測できる場と捉えられるようになった。
 本ILASセミナーでは、この百数十年の現代的な天文学の発展について解説する教科書を輪講することにより、現代天文学の基礎的な知識を習得することを目的とする。
Course Goals ・現代の天文学についての基礎事項、すなわち光、望遠鏡を含む観測装置、星、銀河などについての知識を獲得する。
・実生活とは何の関係もないように思える宇宙についての研究を、人類がなぜ知力・労力・資金を投じて行なうのかについて、自分なりの説明を行なえるようになる。
・教科書を読んで理解したことを他人に理解してもらえるよう説明するスキルを磨き、議論を通して理解を深める能力を養う。
Schedule and Contents 第1回 イントロダクション
 本ILASセミナーの目的や教科書についての解説を行ない、次回以降の発表者を決める。

第2回~13回 教科書の輪講
 最初の1時間程度、発表者が担当分の教科書の内容や自分で調べた付帯的な事項について解説する。残りの30分程度はそれについて全員で議論を行なう。

第14回 まとめ
 第13回までに学んだことについて総括の議論を行なう。

第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 自分の担当分の発表の内容(50点)と各回での議論への参加度合い(50点)により評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 自分が発表者でない回でも、あらかじめ教科書は読んでおいて輪講に臨んでください。セミナー後には興味を持ったことにはインターネットや本で自主的に詳しく調べてください。
Textbooks Textbooks/References 現代天文学史, 小暮智一, (京都大学学術出版会), ISBN:978-4-87698-882-2
教科書として挙げた小暮智一著「現代天文学史」は必要な部分はコピーを配布しますので購入する必要はありませんが、ILASセミナーの期間で全ての輪講はできませんし、天文学・宇宙物理学に興味のある方は持っていて損はない本です。
PAGE TOP