ILAS Seminar : Mechanism of cancer - Basic research using Drosophila genetics
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.5 |
Instructor name |
IGAKI TATSUSHI (Graduate School of Biostudies Professor) KANDA HIROSHI (Graduate School of Biostudies Associate Professor) ENOMOTO MASATO (Graduate School of Biostudies Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 遺伝子変異の蓄積によってがんが悪性化する機構や、細胞や組織が内因性に有する細胞競合によるがん抑制機構について、モデル生物であるショウジョウバエを用いた研究によって得られた最新の研究成果を解説する。また、授業中に与える課題に対して受講生自身が論文を検索・読解し、プレゼンテーション法を学ぶ。一連の準備について授業中に対話形式で指導・助言を行う。 | ||
Course Goals |
1. がんが発生し悪性化する分子機構を説明できる。 2. 細胞競合の概念とその制御機構について、例を挙げながら説明できる。 3. 学術論文を検索・読解し、プレゼンテーションできる |
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Schedule and Contents |
本 ILAS セミナーでは、がんの悪性化や抑制を制御する分子機構に関する最新の3つの研究テーマ (下記2-4) について、それぞれ4-5週にわたり学生と討論する形式で解説する。また、受講生を少人数のグループに分け、2-4に関連する論文を受講生同士で読解し、プレゼンテーションを行う。授業はフィードバックを含め全15回行う 1. オリエンテーション、論文検索法 2. がんの発生機構(菅田) 3. 細胞間相互作用を介したがん抑制機構(榎本) 4. 細胞競合とがん抑制機構(井垣) 5. フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy | 出席状況ならびに討論への積極的な参加(25点)、レポート(3テーマ、各25点)により評価する。特にレポートは講義内容のあらすじではなく、講義で得た着想に基づく独自のアイデアや自由な提案が含まれるものが望ましい。 | ||
Course Requirements | 高校で生物を履修していない学生でも授業についていくことは可能。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業では指定の課題に関する論文を受講生が調査・読解し、少人数のグループごとにプレゼンテーションを作成し発表する。この際の質疑応答に対して評価を行うので、積極的に討論に参加すること。また、授業に関するレポートに基づいて成績評価を行うので注意すること。 |