ILAS Seminar :Civil Engineering in Modern Kyoto

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name TAKAHASHI YOSHIKAZU (Graduate School of Engineering Professor)
Outline and Purpose of the Course 我が国は、特に文明開化した明治以降,海外から多くの学問,エンジニアリング(工学)を学んできたが,その中でも,発展途上国であった国の基盤を整え,人間らしい暮らしをするための学問として,土木工学の知識が求められた.1897(明治30)年に創立された京都大学(京都帝国大学)もまた,理工科大学として土木工学科と機械工学科から始まった.京都は歴史都市として知られているものの,明治以降の近代についてはあまり注目されていない.今を生きる人間として,近代を知ることは必須であり,そのアプローチとして,京都の近代を形づくってきた土木を取り上げ,考察する入門ゼミが本授業である.

授業では,(1)橋梁,河川,都市計画など,土木工学に関する基礎的な知識を学ぶ.
(2)京都の明治以降の様々な時期の地図を比較し,京都の近代を考える読図の練習を行う.
(3)それを踏まえて,鴨川,琵琶湖疏水などの京大近くの身近な場所のフィールドワークを行う.
(4)受講生それぞれが対象を選び,日常に潜む土木を活用したインフラツーリズム,街歩き地図などを作成して発表を行う.

歴史,地理から工学,技術まで,この授業を通じて,日常を知的に楽しみ,今を知ることの面白さを学んでほしい.
Course Goals 現実社会の中に歴史や人間を支える技術を見出す観察眼と好奇心を涵養する.
利用できる情報を収集,考察することにより,自主的に課題に取り組む能力を養う.
Schedule and Contents 授業の進度・受講生の関心に合わせて,一部変更する可能性あり.

第1回 授業の概要説明
第2~3回 土木工学の概論
第4~6回 京大周辺のフィールドワーク
第7~13回 京都のインフラツーリズムを企画する(発表・討論)
第14回 総括
第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 期末レポート30%,平常点(出席状況,発表,コメントペーパー)70%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 各自で対象を選び,京都大学以外で収集した情報をもとにした発表をするので,これらの準備作業が予習に相当する.発表の時に出た意見をもとに,さらに分析や調査を深めて期末レポートとして作成することが復習となる.
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