Readings in Humanities and Social Sciences (All Faculties, English)-E1 :International Migration, Understanding Globalization from an Immigrants’ Perspective
Numbering Code | U-LAS03 10001 SB48 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Wed.2/Fri.2 | |
Instructor name | TOKUNAGA YU (Graduate School of Global Environmental Studies Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 今日、国境を越えた人の移動はグローバル化の中でますます活発化している。日本社会でも外国籍の人々は1990年の107万人から2021年の282万人と三倍近くに増えており、移民とその子孫が日本各地で経済や文化の発展に貢献している。一方で、彼らに対する偏見や差別、格差も残っている。この授業では「一般学術目的の英語」(English for General Academic Purposes, EGAP)の力を伸ばすことを目的として、Khalid Koser, International Migration: A Very Short Introduction, 2nd edition (2016)を読む。国際移住に関する英書の講読を通して、国境を越えて人が移動する理由、移民の生活や権利、移民に対する差別、移民に関する政策などについて考察し、移民の視点からグローバル化について英語で理解する力を伸ばす。 | |||
Course Goals | 1)現代の国際移住に関する知識を英語で習得する。2)現代の国際移住に関する英語の語彙力を身につける。3)現代の国際移住について歴史的また構造的に理解し、積極的に議論する力を養う。 | |||
Schedule and Contents |
第1回:授業概要説明/なぜ移民について学ぶのか 第2回:Chapter 1 第3回:Chapter 2 第4回:Chapter 3 第5回:Chapter 4 第6回:Chapter 5 (pp.48-55) 第7回:Chapter 5 (pp.56-62) 第8回:討論① 第9回:Chapter 6 (pp.63-68) 第10回:Chapter 6 (pp.69-79) 第11回:Chapter 7 (pp.80-88) 第12回:Chapter 7 (pp.89-96) 第13回:Chapter 8 第14回:討論② 第15回:フィードバック(テストや授業内容について質問を受け付ける) 授業(第2~7回、第9~13回)では、教科書の該当範囲について議論する。該当範囲のうち、最も印象に残った段落を一つ選んで翻訳し、その段落を選んだ理由・考察を書き添えた「考察レポート」(A4・1枚、ワード文書)を該当授業前日までにPandAに添付して提出する。授業中は「考察レポート」の内容を発表する(毎回10人程度)。授業の後半はグループに分かれて教科書の内容について議論する。 討論①(第8回)の授業では、アメリカ合衆国内のコロナウイルス拡大感染と人種差別に関するオンライン記事を読んで議論する。記事を読み、自分が重要であると考えたテーマについて問題提起した「討論レポート」(A4・1枚、ワード文書)を該当授業前日までにPandAに添付して提出する。記事のリンクについては学期中に案内する。 討論②(第14回)の授業では、受講者各自が見つけた移民をめぐる英語の新聞記事(例Japan Times)を紹介して議論する。新聞記事を読み、自分が関心を持っているテーマについて問題提起した「討論レポート」(A4・1枚、ワード文書)を該当授業前日までにPandAに添付して提出する。 ※課題はPandAの「課題」ツールから提出する。 |
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Evaluation Methods and Policy |
考察レポート:55点(11回×5点) 討論レポート:10点(2回×5点) 期末レポート:35点(1回×35点) 到達目標3項目の達成度に基づき評価する。担当教員に理由を事前に説明することなしに遅刻また欠席したり、課題の提出が遅れたりした場合は減点対象とする。5回以上授業を欠席した場合、期末レポートを提出しなかった場合は成績評価の対象としない。 出席は教室のICカードリーダー(出席登録システム)で登録する。「履修の手引き」にあるとおり、ICカードリーダーの出席受付時間は「授業開始15分前から1時間」とする。 この授業に関しては、翻訳作業は結果ではなく、過程が重要である。その過程を通して、教科書の内容だけでなく、日本語と英語の思考様式の違いなどについても理解を深めることができる。考察レポートの翻訳部分について、自動翻訳サイトを利用したことが判明した場合、最終的な成績から大幅に減点する。 |
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Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 各提出課題を期限までに準備する。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | International Migration: A Very Short Introduction, 2nd edition, Khalid Koser, (Oxford University Press, 2016), 注意事項:必ず「2nd edition」を購入してください |