Intermediate Chinese B [Grammar, Cross-cultural understanding] C259

Numbering Code U-LAS23 20002 SO48 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar (Foreign language)
Target Year 2nd year students or above Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Thu.3
Instructor name MATSUE TAKASHI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
Outline and Purpose of the Course  本授業は中国語の文法項目の習得並びに古代中国文化の理解を中心とする。
 魏晋南北朝以前の漢詩(古詩)の現代中国語訳文、漢詩や古代の日中交流に関する対話文・解説文を読解することにより、初級中国語で学んだ語彙・文法・発音についての基礎知識を確認しつつ、中国語による表現のために不可欠な文法事項を習得することを目的とする。併せて、古詩を中心とする、古代中国の文化に関する基礎知識を身につけることをも意図している。
Course Goals  中国語で自分の主張・見解を表現するために必要不可欠な文法事項を習得し、受講者自身の主張・見解を中国語で表現できるようになる。また中国の古代文学・古代の日中文化交流に関する基礎的な事項を理解し、中国の言語・文化に対する認識を深める。
Schedule and Contents  この授業はフィードバック(方法は別途連絡)を含む全15回で行う。
 古詩の現代中国語訳ならびに古詩に関わる対話文・古代の日中文化交流に関わる解説文を内容とする教員が作成したテキスト(原則としてピンイン付き)に基づき、受講者が毎回決められた範囲について予習を行い、授業中に日本語訳を発表するかたちで授業を進める(担当箇所の音読も求められる)。教員は、テキストにみえる文法事項(常用語彙項目も含む)についての詳しい解説を行うと同時に、それらを実際に用いた中国語表現の具体例を紹介していく。受講者は、課題として、学習した文法事項を用いた作文を提出することも求められる。さらに、授業では古詩の原文・文化背景についての補足説明(原文の言語表現の特徴や古代の漢字音についての説明を含む)をも行っていく。具体的な授業計画は以下のようである。

第1回 中国語の文法体系概説
第2回 魏晋南北朝詩(一):「木蘭詩」等の講読(前半)
第3回 魏晋南北朝詩(二):「木蘭詩」等の講読(後半)
第4回 魏晋南北朝詩(三):陶淵明「飲酒」等の講読
第5回 古詩についての対話文(一)
第6回 古詩についての対話文(二)
第7回 魏晋南北朝詩(四):曹植「野田黄雀行」等の講読(前半)
第8回 魏晋南北朝詩(五):曹植「野田黄雀行」等の講読(後半)
第9回 魏晋南北朝詩(六):「子夜四時歌(春夏)」等の講読
第10回 魏晋南北朝詩(七):「子夜四時歌(秋冬)」等の講読
第11回 漢代詩(一):曹操「短歌行」等の講読
第12回 漢代詩(二):張衡「四愁詩」等の講読
第13回 張衡「帰田賦」と「令和」について
第14回 先秦詩:「詩経」等の講読
《期末試験》
第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy  原則として期末試験70点、平常点30点で評価する。詳細については授業の最初の時間に説明する。平常点については、出席状況および予習状況の評価・提出課題の評価に基づく。期末試験は、主としてテキストの日本語訳の正確性(聞き取った中国語の日本語訳も含む)および文法事項(語彙項目を含む)の理解、古代中国文化の理解を問うものとする。
Course Requirements Refer to "Handbook of Liberal Arts and General Education Courses".
Study outside of Class (preparation and review)  必ず毎回決められた範囲を予習(日本語訳作成・発音練習)して出席すること。指定された課題を期日内に提出すること。
Textbooks Textbooks/References  プリント(教員の作成したテキスト)を配布する。
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