Intermediate German B D2152

Numbering Code U-LAS21 20006 SJ48 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar (Foreign language)
Target Year 2nd year students or above Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Mon.3
Instructor name MUKAI NAOKI (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  この授業は、ドイツ語について学びながら、ドイツ文化を織りなす多様な要素への視野を開いていくことを目的とします。
 形式としては講読・輪読形式をとり、テクストとしてはMicha Josef Bin Gorion, "Sagen der Juden"(1913-1927)より、第1巻"Die Erzvater"(1914)を取り上げます。並行テクストとして、2017年版ルター聖書(Lutherbibel 2017)より『創世記』を適宜参照していく予定です。両者の比較を通じて、西洋文化の基底となったユダヤ教の世界観に触れる一方で、それがドイツ語化されていく背景、それらの様々な段階についても学んでいきましょう。
 この授業を通じて体感していただきたいのは、ドイツ語が非常に国際的・脱境界的な言語であるという事実です。希羅英仏に限らず、多様な言語の文献から学ぶことを通じて、現在のドイツ語は形成されてきました。ヘブライ語やアラム語、イディッシュ語といった文献の翻訳、また翻訳を必要とした文化的・社会的背景を窓口として、多方面に開かれているドイツ文化の姿を把捉できればと考えています。
Course Goals 基礎的なドイツ語読解能力の向上のほか、発音や表現についても学びます。また、文法的には多少崩れた形式のドイツ語を読みながら、未知の文化ジャンルのテキストを読むスキルを養いたいと考えています。
Schedule and Contents 第1回目:ガイダンス(聖書における父祖伝承、ユダヤにおける翻案、ドイツ語翻訳について)
第2回目~第14回:
 原則的には講読・輪読形式で主テクスト("Sagen der Juden")の読解を進めていきます。担当箇所は小分けにして割り当て、1回の授業で各人1回ほどは訳読を担当する形式にしたいと考えています。このほかに、各人の担当箇所に相当するルター聖書についても予め参照しておいていただきたいと思います。

(第8回) 通常の授業とは別に、第8回をめどにレポート形式の中間課題を設定することがあります。

《定期試験ないし定期課題》

第15回:フィードバック
Evaluation Methods and Policy 定期試験/定期課題50%、
授業における発問応答等:30%
その他課題(中間課題・講読完了部分の独文要旨等)20%
Course Requirements Refer to "Handbook of Liberal Arts and General Education Courses".
Study outside of Class (preparation and review) アブラハム、イサク、ヤコブ等のヘブライ語聖書(旧約聖書)のユダヤ教の父祖について、日本語で構わないので予習してきてください。
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