Research Ethics and Integrity(Humanities and Social Sciences)
| Numbering Code | G-LAS00 80002 LJ20 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester |
|---|---|---|---|
| Number of Credits | 0.5 | Course Type | Lecture |
| Target Year | Graduate students | Target Student | For liberal arts students |
| Language | Japanese | Day/Period |
Intensive June 2-12 (on-demand class), June 18 (Sat), June 25 (Sat) |
| Instructor name |
HATTORI TAKAHIRO (Graduate School of Law Professor) MATSUI HIROYUKI (Graduate School of Management Professor) |
||
| Outline and Purpose of the Course |
研究をこれから始める大学院生に責任ある行動をする研究者として身につけておくべき心構えを学ばせる。研究者として従うべき規範に沿っていかに研究を進めるか、また研究成果の適切な発表方法など、研究倫理・研究公正を教示する。特に、科学研究における不正行為がいかに健全な科学の発展の妨げになるかを例示しつつ、データの正しい取扱い方と適正な研究成果の発表の仕方等を講義する。さらに、研究費の適切な使用と知的財産や利益相反について学ぶ。講義に加えて、グループワークとして、与えられた課題についてディスカッションを行う。 また、現実には修士課程の学生の多くが研究者になる訳ではないが、研究倫理・研究公正で学ぶ内容は、研究者として必要不可欠であるだけでなく、社会人として企業等で働く上でも必要不可欠であることを認識してもらう。 第1講～第3講は、6月前半にオンデマンド式授業（確認のための課題提出及びPandAの「フォーラム」ツールを用いての質疑も併せて行う）で実施し、第4講のグループワークは、Zoomによるオンライン同時双方向授業の方式で、6月18日（土）・25日（土）に実施する。 |
||
| Course Goals | 第１講～第４講を通じて、研究者としての責任ある行動とは何かを修得する。科学研究における不正行為の事例学習を通じて、誠実な研究活動を遂行する研究者の心得を身につける。最後に研究倫理・研究公正についてのe-ラーニングコースの受講で理解度を確認する。 | ||
| Schedule and Contents |
第１講 科学研究における心構え－研究者の責任ある行動とは－（松井） １． 研究者の責任ある行動とは（社会の中の研究者） ２． 不正の可能性と対応 ３． 研究活動における研究計画 ４． 研究活動におけるデータの収集と管理 ５． データマネジメント（データの保存・公開・機密） ６． 科学上の間違いと手抜き行為の戒め ７． 誠実な研究活動中の間違いとの区別 第２講 研究成果を発表する際の研究倫理公正（松井） １． 論文発表の方法とプロセス ２． 科学研究における不正行為（典型的な不正） ３． その他の逸脱行為（好ましくない研究行為） ４． 適切な発表方法 第３講 知的財産と研究費の適正使用（服部） １． 法との関わり－盗用と著作権 ２． 研究資金と契約 ３． 利益相反（利害の衝突と回避） ４． 公的研究費の適切な取扱い 第４講 グループワーク １． 事例についてのグループ・ディスカッション ２． 日本学術振興会「研究倫理eラーニングコース」の受講 |
||
| Evaluation Methods and Policy | 第１～４講の全出席及び参加の状況（課題提出を含む）と、日本学術振興会研究倫理eラーニングコースの修了を確認の上、成績評価を行う。成績評価は、合否の判定による。（授業の前に、eラーニングへの団体申し込みをします（皆さんに費用はかかりません）。これについての詳細は、別途、履修者に連絡します。） | ||
| Course Requirements | None | ||
| Study outside of Class (preparation and review) | 授業がすべて終了した後に、指示に従って、日本学術振興会「研究倫理eラーニングコース」の受講すること。 | ||
| References, etc. |
真島俊造・奥田太郎・河野哲也編『人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック』慶応義塾大学出版会、2015年、ISBN978-4-7664-2255-9。 日本学術振興会「科学の健全な発展のために」編集委員会編『科学の健全な発展のために－誠実な科学者の心得－』丸善出版、2015年、ISBN978-4621089149。日本学術振興会のHP（https://www.jsps.go.jp/j-kousei/data/rinri.pdf）より、テキスト版をダウンロード可能。 米国科学アカデミー編、池内了訳『科学者をめざす君たちへ－研究者の責任ある行動とは 第3版』化学同人、2010年、ISBN978-4759814286。 |
||
