Business Ethics

Numbering Code G-LAS14 80002 LJ44 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Graduate students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Fri.5
Instructor name KODA HIROTO (Graduate School of Management Practicing Professor, Professional Graduate School)
HIKINO TAKASHI (Graduate School of Management Specially Appointed Professor)
TOKUGA YOSHIHIRO (Graduate School of Management Visiting Professor)
Outline and Purpose of the Course 現代経済における企業への社会的要請の重要な焦点として、高いモラルを維持する経営行動があげられる。この企業活動の倫理性という問題は、そもそも道徳哲学を講じていたアダム・スミスが経済学を確立し、『論語と算盤』が「日本資本主義の父」と称される渋澤栄一によって著されたように、近代の経済社会をつうじて重要な課題として広く認識されてきたものである。本講義は、企業不正の実態の紹介とその原因に関する分析も行いながら、このような企業行動の倫理性の課題が、日本で現実にどのように取り組まれているかを理解することを目標に、公的規制、業界の自主規制、及び各社の個別の対応のあり方について考察する。また産業企業、金融機関、投資ファンド、会計監査法人等の実務分野の方々に、各事業体の「ビジネスエシックス」、「コンプライアンス」、「コーポレートガバナンス」および「CSR・CSV」等を紹介してもらい講義の中で掘り下げるという形式で提供する。なお、この授業はみずほ証券寄付講座提供授業として運営を行い、経営管理大学院の倫理科目として、強く履修を推奨するものである。
Course Goals 企業活動と社会経済厚生との相互関係について、バランスのとれた理解が可能な体系的で具体的な知識を具体的に理解し習得する。
Schedule and Contents 【授業計画と内容】毎週金曜日の5限

第1回 4月8日:「イントロダクション -企業に倫理は必要か-」(幸田先生と曳野先生の対談、司会:徳賀先生)
第2回 4月15日:「企業の収益性と社会性の両立を求めて」(曳野先生)
第3回 4月22日:「企業不正の実態と原因」
第4回 5月6日:「経営戦略と企業倫理」
第5回 5月13日:「企業倫理と哲学」
第6回 5月20日:「企業の社会的責任と企業統治」(曳野先生) 
第7回 5月27日:中間試験(出題:曳野先生)
第8回 6月3日:「ESG論」
第9回 6月10日:「日本における内部統制の仕組みと問題点」
第10回 6月17日:「企業活動のグローバリゼーションと企業倫理」
第11回 6月24日:「金融機関とビジネスエシックス」(幸田先生)
第12回 7月8日:「会計不正の構造と日本の会計・監査規制制度」(徳賀先生)
第13回 7月15日:「社外取締役・社外監査役論」
第14回 7月22日:「資本市場とビジネスエシックス」 
第15回 7月29日:メールによる講師との質疑応答(幸田先生、曳野先生、徳賀先生)


(注)外部講師については、決まり次第クラシスで示します。また、外部講師の都合によりお話の順番や内容が変更される場合もあります。
Evaluation Methods and Policy ①講義内容についてのレポート(講義ごとにPandA「テスト・クイズ」)を講義日翌週の金曜正午までに提出(40%)
② 中間試験の成績(20%) 
③ 最終試験の成績(40%)
Course Requirements 特に具体的な履修要件は課さないが、現実の企業と社会との関係についての旺盛な関心を求める。
Study outside of Class (preparation and review) 講義が行われるトピック(会社、事業体等)の概要について予習し、さらに授業終了後に配布された資料の内容を復習しておくこと。
Textbooks Textbooks/References 特に特定の教科書は用いない。教材と必要な資料は授業において配布する。
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