Trade Policy and Industrial Policy

Numbering Code G-LAS10 80012 LJ45 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Graduate students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name SAEKI HIDETAKA (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course  本講座は、
①そもそも「産業政策」なるものが必要なのか、有効なのかという課題から出発し、
②戦後のわが国の産業構造の変遷を俯瞰し、
③産業構造の高度化過程における産業政策の役割と限界を論じ、
④各国の産業政策を比較・検討し
⑤同時に通商政策との連携と
⑥通商政策意思決定過程における政・官・民の機能と相互関係の検討
等を通じて、
⑦産業経済の内外一体化、「グローバル化」と称されるものの実態と功罪を把握することを目的とする。受講者には講義全体の流れの中で、「国が富む、国が強くなる」ということはどういう事なのかということを考えるきっかけを掴んでもらいたいと考えている。

【大学院横断型教育の概要・目的】
「学問的な真理」よりもむしろ「具体的成果と結果からみた判断の正しさ」を要求される通商・産業政策の遂行に必要な素養と手法は、法学、政治学、経済学、行政学等の各分野での専門家より、各分野を総合的・包括的に把握し限定された時間の中で適切な判断が下せるという「専門家」を必要とする。その意味で、本講座は研究科横断型講座に該当する。
Course Goals ・さまざまな例から「産業政策」の根幹部分の原理を学習することにより、「国を(或は地域を)豊かにする」とは、どういうことなのか把握する。
・自らを「政策立案者」の立場に置き、特定の(経済政策上の)課題実現のシミュレーションを体験する。
Schedule and Contents  各事項について概ね2回程度の講義を行うとともに、経済界、官界、政界、マスメディア等から適宜ゲストスピーカーを招き、個別テーマ毎に討議を行う機会を設ける。また、授業おいて適宜、受講者に課題を与え、簡略なポジションペーパーを課しその際は討議形式の授業を行う。また、最終レポート(特定の国の政策ポジションペーパー)を課す。ゲストスピーカーの都合により、個別テーマの表題については若干の変更がありうる。ゲストに関しては、これまでに前大阪府知事、前仙台市長、前経産次官、前資源エネルギー庁長官、経済産業省サービス政策室長、外務省APEC室長、内閣官房審議官、等政官界、元シャープ(株)副会長 等民間企業、共同通信大阪支社整理部長 等マスメディア界などから広くゲストスピーカーとして招いてきている。
Evaluation Methods and Policy 授業において適宜ポジションペーパーを課す。また、最終のレポート(選択した国の政策ポジションペーパー)を課す。評価は、出席が3分の1、適宜のポジションペーパーとその発表並びに他者のレポートに対する討議参加等の平常点で3分の1、最終レポート(正確には、単なる調査レポートではなく、政策オプションに関するポジションペーパー)が3分の1の比重で行う。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 特段の条件は無いが、18世紀以降~現在の歴史(経済史に限らない)に関する知識が豊かなほど理解が進むと考えるので、歴史書等をできるだけ読んでおくことが望ましい。
Textbooks Textbooks/References  特に指定しない。必要に応じプリントを配布する。
References, etc. 授業において順次紹介する。
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