Design Methodology

Numbering Code G-LAS15 80012 LJ74 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Graduate students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Intensive
TBD
Instructor name MIURA KEN (Graduate School of Engineering Professor)
KANKI KIYOKO (Graduate School of Engineering Professor)
HIRATA AKIHISA (Graduate School of Engineering Professor)
MAKI NORIO (Disaster Prevention Research Institute Professor)
Not fixed (Kyoto University)
Outline and Purpose of the Course  21世紀を迎えてデザインが問い直されている。単に人工物を作ればよかった時代は終わり、今日のデザインはプロセスを含めて、豊かな経験やつながりを創り出す行為にまで広がっている。本講では、デザイン方法を概観したうえで、防災デザイン、発想法によるデザイン、建築都市デザイン、地域デザインの観点からデザイン方法論について解説する。 防災デザインでは、津波・河川氾濫の浸水エリアを示したハザードマップ、避難のためのピクトグラム、警報の色レベル、災害に強い 都市デザイン等々、社会の安全を守るための様々なデザインが存在する。アフォーダンス、リスクコミュニケーションという観点から防災に関わるデザインのあり方について解説する。発想法のデザインでは、チームによる創造的発想法やブラッシュアップの手法を実践的に学ぶ。 建築都市デザインでは、建築・都市のあり方に関わって、優れた先端的なアプローチで手掛けられているデザインの実例をとりあげる。内容にふさわしいゲスト講師を招き、可能であれば踏査をとりいれ、デザインの営為に関わる諸現象の関係性・持続性・真実性を総合的に捉える理論と営為の履歴と現在について学ぶ。地域・居住のデザインでは、「居住の持続」が困難な局面にある地域に出会ったときの支援のデザインを論じる。居住とは極めて総合的かつ普遍的であり、かつ、個々人の尊厳に最も深く関わる対象である。誇り高く生きる人間と地域社会、地域環境のあり方について、部分解にとどまらないデザインの思想を考える。 講義全体を通じて、建築、地域、都市環境に関連した多様なデザイン方法論を理解し、実践するための基礎的な素養を身に付ける。
Course Goals  人間、建築、地域、都市のデザイン方法を理解し、実践するための基礎的な素養を身につける。
Schedule and Contents ① デザイン方法論の進め方(1回) 講義の予定、デザイン方法論に関わる基礎的理論の概説・イントロダクション 
② 防災デザイン(3回) 命を守るためのデザインの方法・リスク評価の方法と限界・リスクコミュニケーション・ハザードマップ、警報のための色コード 
③ 発想法によるデザイン(3回) 発想法について事前学習したうえで、異なる分野の人とチームを組んで、アイデアをブラッシュアップする方法を実践的に学びます。具体的な文具またはプロダクトコンペへの応募を想定して取り組みます。
④ 建築都市デザイン(3回) 建築・都市のあり方に関わって、優れた先端的なアプローチで手掛けられているデザインの実例をとりあげる。内容にふさわしいゲスト講師を招き、可能であれば踏査をとりいれる。
⑤ 地域・居住のデザイン(3回) ①つよい摩擦を内在する地域社会へのアプローチ ・Dialogue-Based Approach:公害被害地域(水俣、西淀川)に学ぶ ・参画と個人:Ladder of participation、子どもの参画(R.Hart)、「保存か開発か」不明瞭な論点構造を見抜く ②地域に内在する価値の体系化 ・DynamicAuthenticity:地域らしさを動的構造として読む ・模擬考察:現在進行中の地域課題から ③地域のデザインの進化をしかける:アートから建築作品 ・マスタープランまで 
⑥ ディスカッション(2回) それぞれのデザイン領域を統合した議論を行い、デザイン方法論の新たな議論構築を考察する。教員全員で担当する。レポートや各回の議論に対するフィードバックも含める。
Evaluation Methods and Policy レポート課題として、①4人の教員の話を通じて「デザイン方法論」を論じる(60%)、②4人の教員うちの1人の話に注目した論考(40%)の2つを出題する。
Course Requirements 特に定めない。本講義は原則,桂キャンパスで実施するが、具体的な予定は別途通知する。
Study outside of Class (preparation and review) 適宜講義中に指示する。
Textbooks Textbooks/References 授業は配付プリント、およびプロジェクターによるスライドを用いて行う。(PandA上で共有する)
References, etc. 参考書は授業中にその都度紹介し、文献リストも追って配布する。
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