Health Informatics I
Numbering Code | G-LAS13 80007 LJ90 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | Graduate students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese and English | Day/Period | Fri.2 | |
Instructor name |
NAKAYAMA TAKEO (Graduate School of Medicine Professor) TAKAHASHI YOSHIMITSU (Graduate School of Medicine Associate Professor) MIYAZAKI KIKUKO (Part-time Lecturer) SUGIMORI HIROKI (Part-time Lecturer) SONODA YUKI (Part-time Lecturer) WAKAO FUMIHIKO (Part-time Lecturer) KATOU GENTA (Kyoto University Hospital Associate Professor) KURODA SATOSHI (Part-time Lecturer) FUJIMOTO SHUHEI (Part-time Lecturer) |
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Outline and Purpose of the Course |
健康・医療情報、データや知識の収集、蓄積、伝達、検索、評価法、情報リテラシー、ヘルス・コミュニケーション(リスクコミュニケーション含む)、個人情報保護などの情報倫理の課題について講義する。疫学やEBMを基本として、医学文献からマスメディア、インターネットによる健康情報まで、さまざまな情報の特徴を知り、それらを主体的、効果的に活用する方法を考える。さらに欧米の医療関係者に関心の高い性格テスト・MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)のワークショップを通して、個人の情報処理・認知の特性とコミュニケーションに関して体験的理解を深める。 教育・学習方法 講義形式と実習 【大学院横断教育の概要・目的】 健康と医療を巡る情報の解釈・活用能力である「ヘルスリテラシー」は、万人に共通する必須の社会的技能である。本講義では様々な健康・医療の課題を取り上げ、「ヘルスリテラシー」、そして「ヘルスコミュニケーション」の理解を深める。 |
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Course Goals |
・疫学・EBMの知識を応用して、各種の健康・医療情報を適切に活用できる。 ・マスメディア情報、インターネット情報を収集し、適正な吟味を行った上で意思決定、問題解決、そしてコミュニケーションの素材とすることができる。 ・MBTIの視点から、個人の情報処理・認知、コミュニケーションの特性を理解する。 |
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Schedule and Contents |
(※変更の可能性があるので開講日に確認して下さい) 第1回 10月14日 疫学とEBMからの健康情報リテラシー入門(1)(中山) 第2回 10月21日 疫学とEBMからの健康情報リテラシー入門(2)(中山) 第3回 10月28日 インターネットとe-ヘルス(高橋) 第4回 11月 4日 患者視点の情報:Quality of life と Patient reported outcome(宮崎) 第5回 11月11日 質の高い医療情報の集約・共有・普及:根拠に基づく診療ガイドラインを考える(中山・藤本) 第6回 11月18日 ベネフィットとリスクのコミュニケーション(中山) 第7回 12月 2日 医療におけるデータの二次利用の課題(加藤) 第8回 12月 9日 健康情報を巡る話題:テクニカル・コミュニケーションの視点から(黒田) 第9回 12月16日 「がん」をめぐる患者・国民・医療者向け情報の整備(若尾) 第10回 12月23日 ナラティブ情報の意義と可能性(中山) 第11回 1月 6日 健康情報ワールドカフェ(中山) 第12回 1月13日 ヘルス・リテラシーとリスク・コミュニケーション(杉森) 第13回 1月26日 個人の情報処理・認知特性からコミュニケーションへ:MBTI (エムビーティー アイ:Myers-Briggs Type Indicator) セミオープンワークショップ 13時30分~17時30分(園田) 第14回 1月27日 個人の情報処理・認知特性からコミュニケーションへ:MBTI (エムビーティー アイ:Myers-Briggs Type Indicator) セミオープンワークショップ 9時~12時、13時~16時(園田) 第15回 2月 3日 総合討論・個別発表 「健康情報学Iを履修して」(中山) ※「健康情報学II」の講義と重ならないように開講します。 |
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Evaluation Methods and Policy | 毎回の小レポート提出80%、発表20% | |||
Course Requirements | 疫学または根拠に基づく医療(evidence-base medicine: EBM)の基礎知識を持つことが望ましいが、必須ではない。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 予習よりも復習に十分時間を取ること | |||
Textbooks | Textbooks/References | 講義資料は配布、MBTIワークショップのテキストは各自購入(3,000円程度) | ||
References, etc. |
健康・医療の情報を読み解く:健康情報学への招待, 中山健夫著, (丸善書店) ヘルスコミュニケーション実践ガイド, 中山健夫監修, (日本評論社) FDA リスク&ベネフィットコミュニケ―ション, 中山健夫・杉森裕樹監訳, (丸善書店) |