Entrepreneurship Exercises

Numbering Code G-LAS00 80006 SJ44 Year/Term 2022 ・ Intensive, Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year Graduate students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Intensive
From the end of October, in principle, every other Saturday, 7 times, will be posted on the website once the schedule is confirmed.
Instructor name KITANI TETSUO (Office of Society-Academia Collaboration for Innovation Program-Specific Professor)
Outline and Purpose of the Course 専門分野についての高度な知識を持つ大学院生にとって、企業という形態を通じた社会における研究成果の活用の方法や、独自の研究テーマをさらに深めるための多様な資源獲得の手法について、幅広い理解が欠かせない時代となっている。特に欧米においては研究者が事業化を目指すことで、幅広い投資家から研究資金を調達することが一般化しており、自分の志す研究を深めるために、アントレプレナーシップの果たす役割は大きくなっている。

アントレプレナーシップの定義は“The pursuit of opportunity beyond the resources you currently control”(現在所持する資源を超えた機会を追求すること)とされ、アントレプレナ―にとって必要なスキルとしてはOpportunity Recognition(事業機会の特定)とResource Acquisition(資源の調達)が重要となる。

本授業では、前者の事業機会の特定に重点を置き、アントレプレナーの活動をシミュレーションする。事業アイデアの創造、技術の探索、仮説の検証、ビジネスモデルの構築といった一連のプロセスを、講義とグループワークの組み合わせを通じて体感していく。
Course Goals 受講生は、講義で具体的な手法について学ぶと同時に、それぞれの主体的な興味・関心に基づくテーマを選び、グループワークを行う。受講生は、グループワークを通じて起業のプロセスを実体験する中で、下記の3点について理解を深めることを目的とする。

1)起業において必要な方法論、特に事業機会を特定する手法について学ぶ
2)起業におけるコミュニケーション、チームワーク、リーダーシップの重要性について理解を深める
3)研究成果と社会との連結について理解を深める
Schedule and Contents グループワークで起業プロセスのシミュレーションを行う。以下のトピックについて、それぞれ2~3回の授業を実施する。

1.イントロダクション、未来年表・ターニングポイント分析:
「未来のエネルギー」、「次世代農業」などのテーマを決め、将来の制度や生活者のニーズの変化を予測する。(第1回、第2回)

2.アイディエーション:
マイクロトレンド(ミクロな変化の兆しへの着目)、メタファー(動植物をヒントにするバイオミミクリーなど)などの手法を用いて、ビジネスアイデア創出を行う。(第3回)

3.技術探索:
利活用できそうな技術シーズを京都大学内等で探索する。可能であれば研究室へのインタビューを行う。(第4回)

4.プロトタイピング:
デジタルファブリケーションツールを用いた製品のラピッドプロトタイピングやビデオプロトタイピング(簡単なビデオによるアイデアの提供価値の明確化)を行う。(第5回)

5.ビジネスモデル:
顧客ニーズ、提供価値、収入・コストを含むアイデア全体について仮説を立て、外部インタビュー等で検証・修正を行う。(第6回)

6.プレゼンテーション:
最終プレゼンテ―ションを行う。ベンチャーキャピタル等による真剣な投資検討の対象になりうるレベルを目指す。(第7回)


第一回 10月下旬 (土)
第二回 11月中旬 (土)
第三回 11月下旬 (土日連続)        
第四回 12月初旬 (土)      
第五回 12月中旬 (土)
第六回  1月中旬 (土)
第七回  1月下旬 (土)


・場所は国際科学イノベーション棟(206号室)を使用します

 ・「技術イノベーション事業化コース」と共同で実施します

・1~2回程度の欠席は可能です(事前連絡要)

・状況により授業方法(対面/オンライン)を変更する場合があります
・その他、履修方法・授業内容に関する質問はventure at saci.kyoto-u.ac.jpまで
Evaluation Methods and Policy 授業中に課す個人レポート 20%
グループワークの最終発表 50%
グループワークにおけるチームワーク、コミュニケーション 20%
授業への貢献(出席・質問等の発言)10%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 授業中に指示する
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