Introduction to Japanese Linguistics
Numbering Code | U-LAS29 20026 SJ48 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar (Foreign language) | |
Target Year | 1st year students | Target Student | International students | |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.2 | |
Instructor name | PALIHAWADANA Ruchira (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
私たちは言語を媒体として言語外の様々な事象を把握する。故に、言語の仕組みや体系に対する理解は、その言語を通した言外の事象の見方・捉え方を知る貴重な手がかりとなる。 この授業では、日本語文の構造的特徴について概観しながら、文法体系によって表し分けられる様々な<見方>について考察していく。 |
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Course Goals | 日本語に対する理解を深めると共に、履修者の母語との対照を通して、日本語の言語事象を分析する関心・能力を養うことを本授業の目標とする。 | |||
Schedule and Contents |
以下の通りに進めていく予定であるが、履修者の興味や背景に応じて変更する場合もある。 第1回 履修ガイダンス・外界の捉え方――話し手中心の言語としての日本語 第2回 人称表現・タスク①母語との比較 第3回 格助詞の諸問題――補語と述語・課題① 弟4回 「は」と「が」――主題と主語・課題② 第5回 ヴォイス――受け身と使役――・課題③ 第6回 授受表現と視点・課題④ 弟7回 複文――条件表現を中心に―― 第8回 言語における時間――テンス・アスペクト――①・課題⑤ 第9回 言語における時間――テンス・アスペクト――② 弟10回 認め方――否定表現を中心に――・課題⑥ 第11回 モダリティ――叙法と伝達 第12回 必然性と義務 第13回 評価性と若者言葉・タスク②母語との比較 第14回 終助詞と情報構造・課題⑦ 《期末試験》 第15回 フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy |
以下の通りに評価する。 授業活動への参加度合:30% タスク①・②及び課題:30% 期末試験:40% |
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Course Requirements | 日本語・日本文化研修留学生専用科目として開講する。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 配布プリントを用いて各回の授業内容を復習すること。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | プリントを配付する。 | ||
References, etc. |
初球を教える人のための日本語文法ハンドブック, 松岡弘監修, (スリーエーネットワーク), ISBN:4-88319-155-9, 2000 中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック, 白川博之監修, (スリーエーネットワーク), ISBN:4-88319-201-6, 2001 現代日本語文法4 モダリティ, 日本語記述文法研究会, (くろしお出版), 2003 日本語要説, 工藤浩他, (ひつじ書房), 1993 日本語のシンタクスと意味Ⅰ, 寺村秀夫, (くろしお出版), 1982 日本語のシンタクスと意味Ⅱ, 寺村秀夫, (くろしお出版), 1984 日本語のシンタクスと意味Ⅲ, 寺村秀夫, (くろしお出版), 1991 |