Introduction to Japanese Society

Numbering Code U-LAS07 10005 LJ31 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year 1st year students Target Student International students
Language Japanese Day/Period Thu.4
Instructor name KIMURA JUN (Part-time Lecturer)
Outline and Purpose of the Course この講義では、日本社会の成り立ちから各時代を通じて、社会がどのように変化してきたのかについて、要点を抑えながら把握する。また、社会の変化をいくつかの転換点で捉え、特に近・現代社会を切り開く“近代化”が果たした役割やその移行の過程で起こった出来事について学ぶ。そのうえで、現代社会の新たな局面であらわれた「リスク」や加速する「個人化」という観点から、現代日本社会が直面する諸問題について考察する。
Course Goals 1. 日本社会の構造や制度について、社会変動の転換点を踏まえながら、過去から現在にわたって理解する。
2. 上記で学ぶ事柄が、現代日本社会の意識構造の基盤として、現代的諸問題をどのように形成し、影響を与えているかについて理解する。
Schedule and Contents 第 1回 講義のすすめかた
第 2回 日本社会の原風景:地理的条件と日本的特徴
第 3回 過去の日本社会①:古代専制国家
第 4回 過去の日本社会②:中世封建制
第 5回 過去の日本社会③:近世封建制
第 6回 学生発表(出身国・出身地域との比較)、ディスカッション
第 7回 近代化による社会変容①:明治期
第 8回 近代化による社会変容②:大正期から第二次世界大戦後まで
第 9回 近代化による社会変容③:高度経済成長から現代まで
第10回 日本的集団主義:これまで語られてきたこと
第11回 学生発表(出身国・出身地域との比較)、ディスカッション
第12回 現代日本社会における問題①:日本的働き方
第13回 現代日本社会における問題②:教育の現場はどうなっているのか?
第14回 現代日本社会における問題③:家族の形態はどのように変化したのか?
第15回 講義の内容の振り返り、まとめ

*基本的に上記の順序で講義をすすめるが、講義の進捗状況により、順番や回数、講義内容を変更する場合がある。
Evaluation Methods and Policy 口頭発表・ディスカッションへの参加度(30%)、および期末レポート(70%)。
Course Requirements 日本語・日本文化研修生専用科目として開講する。
Study outside of Class (preparation and review) 講義内でも適宜指示するが、参考書をもとに予習・復習をしてください。
Textbooks Textbooks/References 適宜、プリント等を配布する。
References, etc. 日本の近代化と社会変動, 冨永健一, (講談社学術文庫), ISBN:978-4061589520
日本社会のしくみ, 小熊英一, (講談社現代新書), ISBN:978-4065154298
『世界単位日本』, 高谷好一, (京都大学出版会), ISBN:978-4814000791
ポスト戦後社会, 吉見俊哉, (岩波新書), ISBN:978-4004310501
「集団主義」という錯覚, 高野陽太郎, (新曜社), ISBN:978-4788511156
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