Philosophy I
Numbering Code | U-LAS00 10001 LJ34 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
---|---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Mon.2 | |
Instructor name | TSUDA KENJI (Graduate School of Letters Associate Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course | 本講義は、初期キリスト教時代において、思想的な指導者であった教父たちの思想をとりあげ、キリスト教成立以前のユダヤ教やギリシア哲学との影響を分析しながら、その思想史的展開を辿る。 | |||
Course Goals | 宗教において信仰を抱くことと、哲学のように理性に従って生きることは、古代より異なった方向性や目的をもつものと見なされてきた。ここでは、宗教と哲学、もしくは信仰と理性がどのように初期のキリスト教の中で両立し、また場合によっては発展的な関係性を構築したかを理解することを目標とする。 | |||
Schedule and Contents |
第1回 「授業の内容と進め方に関するガイダンス」 第2回 「ユダヤ思想とギリシア思想」 第3回 「ヘレニズム的ユダヤ教」 第4回 「使徒パウロとストア主義」 第5回 「使徒教父と諸哲学」 第6回 「真の哲学としてのキリスト教(護教家)」 第7回 「護教家の哲学批判」 第8回 「グノーシスと哲学」 第9回 「反異端教父の哲学批判」 第10回 「アレクサンドリア教父と哲学」 第11回 「キリスト教の信仰と哲学の知恵」 第12回 「新プラトン主義と宗教」 第13回 「西方教父への哲学の影響」 第14回 「初期キリスト教における哲学受容と批判」 第15回 フィードバック |
|||
Evaluation Methods and Policy | 複数の小レポート(3回くらいを予定)および学期末レポートによる。いずれも講義内容に対する理解度とともに、古代の思想家たちのテキストに直接触れ、自分で考えた形跡の見られるレポートを高く評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 課題となる小レポートなどを通じて、関連文献などを読んでおくこと。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 教科書は使用せず、適宜レジュメとテキストを配布する。 | ||
References, etc. | 関連する参考文献については、適宜レジュメの中で取り上げる。 |