Readings in Humanities and Social Sciences (All Faculties, English)-E1 :Poetry in English - A Practical Introduction
Numbering Code | U-LAS03 10001 SB48 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Seminar | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.5 | |
Instructor name | KATSURAYAMA KOUJI (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
技能領域:アカデミックリーディング 単に表面上の大意を把握するだけでは飽き足らずに、さらに、言葉のもつ、多様でニュアンス豊かな表現のあり方を感得するには、文学に親しむことが一番の近道である。しかし、文学というのはどこか近寄りがたいところがあって、文学作品をただ漫然と読むだけでは、どこまで味わうことができているのか、覚束ないところがある。いわんや、日本人には外国語である英語で書かれた作品を味読するとなればその困難はなおさらであろう。そんな悩みのある方にお勧めなのが、英文は平易だが、その語る内容には、徒(あだ)やおろそかには読み飛ばせない、奥行きを感じさせる古典作品の講読である。言葉のもつ、多様でニュアンス豊かな表現のあり方を感得し、言語表現に対する感性を鍛錬すると同時に、異文化理解を通じて、人間理解を深めることを目指す。 |
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Course Goals |
言語におけるリズムの重要性と言語間におけるその特質の相違を実感することを通じて、詩が文学(あるいは言語理解)において占めて来た特別な地位を理解させることを目指す。 英詩には、英語固有のリズムが芸術的なまでに昇華されており、その響きに親しみ、それを暗誦することは、英語に対する音感を高めるのに高い効果が期待できる。英文学の粋である作品を精読して優れた表現を味わい、リズム感を涵養することを通じて運用力向上を目指す。 |
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Schedule and Contents |
比較的短い、英詩の名作を読む。 まず、リズムを体得するための基礎的知識を講義ののち、朗唱にふさわしい作品を選んで、音読の訓練を行う。さらに、内容についての解説を加え、教員への質疑応答を含むディスカションを適宜織り交ぜて理解を深める。 加えて、英詩ならではの味わいや詩的表現の特質一般をわかりやすく解説すると同時に、文化全体における詩の占める位置や、その他、広く詩にかかわるトピックを取り上げて、教養が深まるように心掛けたい。 第1回 導入 英詩のリズムについて 第2回 Christopher Marlowe (1564-93) 第3回 William Shakespeare (1564-1616) 第4回 John Donne (1572-1631) 第5回 Henry King (1592-1669) 第6回 John Wilmot (1647-80) 第7回 John Gay (1685-1732) 第8回 William Blake (1757-1827) 第9回 Sir Walter Scott (1771-1832) 第10回 Elizabeth Barrett Browning (1806-61) 第11回 Robert Browning (1812-89) 第12回 Christina Rossetti (1830-94) 第13回 Edmund Blunden (1896-1974) 第14回 Philip Larkin (1922-85) 第15回 フィードバックの実施。 |
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Evaluation Methods and Policy | 授業への出席を前提とする。取り上げた作品の中から1編を選び、その日本語訳を提出することを求める。理解度確認のための期末等筆記試験(あるいはレポート試験)の成績を中心として(60%)、それに、授業への積極的な参加や翻訳の提出を含む日常の活動を加味して(40%)、評価する。 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) | とりわけ、緻密な予習が肝要であることは言うまでもない。最も重要なことは、自らの読みを、理解が不十分であるということも含めて、前もってしっかり確認、意識して授業に臨むことである。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 英詩百人一首, 東中稜代他(編), (英宝社), ISBN:4269060255 | ||
References, etc. | イギリス詩を学ぶ人のために, 小泉博一他(編), (世界思想社), ISBN:4790707997 |