ILAS Seminar :Innovation and Economic Society

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name KITANI TETSUO (Office of Society-Academia Collaboration for Innovation Program-Specific Professor)
Outline and Purpose of the Course このゼミでは、技術経営、経済学、社会思想という枠にこだわらず、視野を広く取ってイノベーションに関する問題意識の発掘に努めます。

社会の制度や組織の革新といった非技術的な革新も含む広義のイノベーションの概念や、その意義、あるいはイノベーションと経済・社会との関係、イノベーションを生み出す経済や社会の諸条件についても考えを深めます。

イノベーションのあり方は国や地域によって大きく異なります。イノベーションを支える社会思想や制度はどのようなものなのでしょうか?あるいは、どのような人たちがイノベーションの担い手となっているのでしょうか?イノベーションに関する書物の輪読、および身近な対象に対する調査を通じ、イノベーションの概念を用いて現代社会を再考してみます。イノベーターの視点から見ることによって何が違ってくるのかについても考えてみたい。

Course Goals 1.「イノベーション」とはどのような概念なのか理解する。
2.イノベーションと経済・社会の連関について考えを深める。
3.イノベーターの視点から社会を見るとはどのようなことであるのか理解する。
Schedule and Contents イノベーションに関連する書物を輪読する。必ずしも技術経営、経済学、社会思想という枠にこだわらず、イノベーションにかかわる書物を通じ、視野を広く取って問題意識の発掘に努める。

下のような課題について、それぞれ4週程度の輪読をする予定である。担当箇所についての担当の参加者による報告のあと、参加者全体で、書物を基にした質疑応答を行う。
1.イノベーションを支える思想
2.イノベーションと国家・地域
3.イノベーションのエコシステム

本年度については、このシラバスで教科書として指定する書物を輪読する。なお、輪読の進行具合に応じて別途指定する教科書を追加する、もしくは簡易なフィールド調査を課すことがある。

授業回数はフィードバックを含め全15回とする
Evaluation Methods and Policy ○平常点(50%)
 8割以上の出席を求めます。
 質問や討論など、授業への積極的な参加を求めます。

○発表(50%)
 輪読の際に担当部分の要約および感想・疑問点についての発表(各人3~4回)
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 各回の演習の前には、その回でカバーする書物のページ(事前に指定します)を全て読了の上、不明点や質問事項を明確にしておくこと。
Textbooks Textbooks/References 人類とイノベーション, マット・リドレー, (NewsPicksパブリッシング ,2021), ISBN:978-4910063157
野生化するイノベーション: 日本経済「失われた20年」を超える, 清水 洋, (新潮社、2019), ISBN:978-4106038457
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ, ディアマンディス, (NewsPicksパブリッシング,2020), ISBN:978-4910063133
その他の書籍は授業中に指示する
References, etc. 別途プリントを配布することがある。
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