Readings in Humanities and Social Sciences (Letters, English)B-E1

Numbering Code U-LAS03 10003 SB48 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Seminar
Target Year 2nd year students or above Target Student For liberal arts students
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name KANAZAWA SHUUSAKU (Graduate School of Letters Professor)
Outline and Purpose of the Course 人文系の諸学問を学ぶ人のための英語文献講読

 英書を読みながら、人文学に特有の用語・概念・文体に接し、英語文献の読み方を学習する。

 テキストとしては、Belinda Jack, Reading: A Very Short Introduction (Oxford University Press, 2019)を使用する。本書は、古代から現代まで、世界中の人の生き方に影響を及ぼしてきた「読むこと」について、そのダイナミックな歴史を丁寧に振り返りながら考える、コンパクトで目配りの行き届いた書物である。「読むこと」という一見当たり前な行為を歴史的に問い直すことにどのような意義があるのかを、本書を通じて考え深めてほしい。この授業では、本書を訳読する。

 本授業の主たる目的は、人文系の英語文献の読み方に習熟することにある。
Course Goals ある程度の分量の英語を、早く、正確に読む。テキストを読み進むことによって、西洋世界を中心に発展してきた民主主義やその周辺の政治的な思潮・立場の特質やその変遷について、基本的な知識を身につける。基本的な人文学の方法を身につける。

 
Schedule and Contents  歴史学に関する英語の文献を読み、研究に必要な語彙や概念について基礎的な知識を身につける。

 授業は、訳読を中心に進める。毎回、履修者名簿からランダムに指名して訳してもらう。
 
 テキストは100頁程度であるが、授業では、このうちの残り半分を、14回に分けて読み進む。また、たんに英語を日本語に置き換えてよしとするのではなく、内容を理解し、主体的に思考を深めていってほしいと考えているので、簡単なレポートを1回課す。

第1回 本書前半を振り返る
第2回~第6回 第4章 近代の読書 を読む
第7回~第10回 第5章 禁じられた読書 を読む
第11回~第14回 第6章 読むことを理解する と第7章 複数性 を読む
第15回 フィードバック

フィードバック方法は別途連絡します。
Evaluation Methods and Policy 授業中の訳読(30%)、レポート(30%)、および期末試験(40%)によって評価する。
Course Requirements 本授業は、人文系の英語文献の基礎的な読解力を有する学生の履修を前提とするため、2回生以上を対象とする。
Study outside of Class (preparation and review) 訳読が中心になるので、進度に応じてしっかり予習をすること。また、レポートは復習を兼ねているので、最後にまとめてやるのではなく、講義期間中に適切にこなしていくことを求める。
Textbooks Textbooks/References Reading: A Very Short Introduction, Belinda Jack, (Oxford University Press, 2019), ISBN:9780198820581, ペーパーバック版
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