Interdisciplinary Sciences :Sustainable Living on the Earth as a Closed System (Energy Consumption and the Environment)
Numbering Code | U-LAS60 10001 LJ17 | Year/Term | 2022 ・ Second semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.5 |
Instructor name |
FUJITA KOJI (Graduate School of Engineering Professor) YOSHIZAKI TAKENAO (Institute for Liberal Arts and Sciences Program-Specific Professor) MOCHIZUKI KANAE (Part-time Lecturer) |
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Outline and Purpose of the Course | 「グローバル化」という言葉はともすれば「国際化」と混同されがちだが,それが意味するのは、我々がそこから逃げ出すことができない生活空間・環境である閉じた地球を常に意識し,人類が生き延びるための行動規範を模索することであろう.人類が利用できるエネルギーが無尽蔵であり,エネルギー消費が日々増加し続けても環境を維持できるのであれば,今の行動様式を継続してもよいのだろうが,地球が置かれた現実はどうなのだろうか.現在見えている利用可能エネルギーと環境の変化に関する理解を深め,人類の将来を予測し,もしそれが悲観的なものであればそれを回避する方途を探る. | ||
Course Goals | 対象とする問題,今の場合はエネルギー消費と環境の関係,を眺める可能な視点を洗い出し,それぞれの視点からの考察に必要となる基礎データを検索する能力を身に付ける.また,グループでの議論を通し,自分の考えを相対化し,批判的に推敲できる能力を身に付ける. | ||
Schedule and Contents |
テーマ 1 エネルギーとその利用 (第1回~第2回) 概要:高等学校で物理を履修していない者も対象に,力学エネルギー,電気エネルギー,電磁エネルギー,化学エネルギー,熱エネルギー,核エネルギーについて基礎を説明し,それらを日常生活で利用するためのエネルギーの変換と蓄積について説明する. KEY WORD: エネルギー,エネルギー変換 テーマ 2 利用可能なエネルギー源 (第3回~第5回) 概要:エネルギー源である化石燃料,太陽光,核燃料の利用コストと,現時点で推定される各々の利用可能量について,利用できるデータに基づいて考察する. KEY WORD: 原子力,エネルギーコスト,利用可能エネルギー総量 テーマ 3 一人当りのエネルギー消費量と需要予測 (第6回~第8回) 概要:利用できるデータに基づいて,現時点における一人当りのエネルギー消費量を見積り,生活様式の変化と人口増加による世界的なエネルギー需要の将来予測を行う. KEY WORD: エネルギー需要,南北問題(先進国と開発途上国の経済格差とその是正をめぐる問題) テーマ 4 エネルギー消費と環境負荷 (第9回~第11回) 概要:エネルギー消費に伴い熱,地球温暖化ガス,核廃棄物などを生じるが,それらが環境に与える影響を利用できるデータに基づいて考察する. KEY WORD: 環境負荷,地球温暖化,使用済み核燃料,排出課税 テーマ 5 人類が生き延びるための方策はあるのか (第12回~第14回) 概要:テーマ2~4の考察を基に,人類が生き延びるための方策を倫理,政治,経済的観点から多面的に考察し,持続可能な社会が実現できるか否かについて議論する. KEY WORD: 持続可能な社会,世代間倫理,総括原価方式,資源ナショナリズム フィードバック (第15回) |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点評価(参加態度・発表態度,30%),課題についての発表(30%),期末レポート(40%)を総合して評価する. | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業内容を復習し,発表前には準備の時間をとること. |