Linear Algebra B

Numbering Code U-LAS10 10012 LJ55 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Mainly 1st year students Target Student For science students
Language Japanese Day/Period Wed.3
Instructor name TSUJIMOTO SATOSHI (Graduate School of Informatics Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 線形代数学は,微分積分学と共に現代の科学技術を支える数学の根底をなす.この科目では,将来の応用に必要な線形代数学の基礎を解説する.線形代数学Bでは,ベクトル空間,線形写像などの基礎概念を体系的に学ぶと共に,それらの概念を行列に応用してさらに理解を深める.
Course Goals ベクトルや行列等の具体的な取り扱い方に加えて,応用上重要な固有値と行列の対角化などに習熟するとともに,ベクトル空間,線形写像などの抽象概念を体系的に理解し,それを通してベクトル,行列の理論的な基礎を固めることを目標とする.
Schedule and Contents 以下の内容を,フィードバック回を含め(試験週を除く)全15回にて行う.

1. 抽象ベクトル空間[5週]:
基底,次元,部分空間,線形写像,核と像*,線形写像と行列,基底の変換,直和*

2. 固有値と行列の対角化[7週]:
固有値と固有ベクトル,固有多項式,固有空間,行列の上三角化,行列の対角化,対称行列の直交行列による対角化,エルミート行列のユニタリ行列による対角化,ジョルダンの標準形*

3. 計量ベクトル空間[3週]:
内積,正規直交基底,直交化,直交行列,ユニタリ行列,直交補空間,二次形式

※それまでに学んだ事柄の理解を深めるため,問題演習や課題学習を適宜,授業に取り入れる.
※アステリスク* はオプション
Evaluation Methods and Policy 習熟し理解を深めるためのレポートの提出を求めるが,成績は主として定期試験による.
Course Requirements 線形代数学Aの内容を既知とする。
Study outside of Class (preparation and review) 予習,復習とともに,レポート課題だけでなく,教科書等の演習問題を積極的に解いてみることが必要である.
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