Interdisciplinary Sciences :Cool balance of mankind and Nature

Numbering Code U-LAS60 10001 LJ17 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name TSUJIMURA HIDEYUKI (Graduate School of Agriculture Professor)
HIGUCHI HIROKAZU (Graduate School of Agriculture Professor)
TAKANO YOSHITAKA (Graduate School of Agriculture Professor)
Outline and Purpose of the Course 人類は自らの生存のために食糧を安定的に生産する必要がある。その主たる方法は農業による作物生産であるが、この営みに対し、微生物などが引き起こす作物病害、自然災害、農業資源の劣化、社会構造上の問題、経済的格差の問題など、様々な障壁が立ちはだかる。一方で人類が水や土地を食糧生産の為に浪費すれば自然環境破壊に直結し、それは我々自身にもダイレクトに跳ね返ってくる。人類は、その生存を保証するために食糧を安定的に生産しながら、同時に地球環境の保全も考える必要がある。このバランスの維持のためには、専門の枠を超えた多次元的、横断的なアプローチが必須であること、そして、その根底には分子生物学、微生物学、作物学、農業生態学、環境保全学、農業経営・経済学、国際政治学など様々な学問の統合的理解・活用があることを学ぶ。
Course Goals 食料生産・地球環境・社会体制が密接に連動していることを理解し、地球環境と人類との関係改善について具体的な解決方針を設計する。
Schedule and Contents 第1回 導入 講義の目的ならびに進め方を説明し、
    食料生産・地球環境・社会体制の連関を概説する。
第2回 微生物から見た生物多様性
第3回 病原微生物による作物病害の歴史
第4回 植物と病原微生物の攻防 
第5回 農作物の病害防除施策の現在と未来
第6回 農作物の栽培生理と環境
第7回 作物の環境ストレス応答と農業生態系の環境保全機能
第8回 熱帯アジアの農業生態系と農業持続性
第9回 熱帯アフリカの農業と資源利用の最適化
第10回 アフリカの近代農業と政府開発援助
第11回 アフリカの伝統農業と家計安全保障・環境保全
第12回 アフリカの貧困問題と相互扶助
    ─貧困概念・指標の再検討
第13回 アフリカにおける貧困削減(農村開発)とフェアトレード
    ─コーヒーを事例とした伝統農業・消費者とのつながり─
第14回 講義全体を通じての総合討論
第15回 フィードバック
Evaluation Methods and Policy 食料・環境・社会の各視点からの「地球環境と人類との関係」に関して、担当教員が取りあげた課題についてレポートの提出を求める。提出されたレポートについては到達目標の達成度に基づき評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習:講義で紹介する参考文献等を予め読んでくる。
Textbooks Textbooks/References 講義プリントを配布する。
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