ILAS Seminar : Sciences in Everyday-life Weather Changes

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Mon.5
Instructor name TAKEMI TETSUYA (Disaster Prevention Research Institute Professor)
Outline and Purpose of the Course  地球温暖化に関連して、竜巻やゲリラ豪雨、台風や爆弾低気圧など様々な気象情報がマスメディアを通して君たちの目の前に呈示されています。ともすればセンセーショナルに取り上げられがちな異常気象を、科学の目を通して冷静に見つめ、異常気象や地球温暖化、これらに伴う気象災害を「正しく恐れる」視点を学生諸氏に体得してもらうことが<身近な気象の変化を科学する>の目的です。
 簡単な計測器で気温や気圧などを測ったり、インターネットから取得した気象情報を使ってグラフを書いたり簡単な統計量を計算して、自らの作業を通して身近な地域の気象の変化を実感してもらおうと思います。また、海外のインターネットの科学記事を探して海外の異常気象を調べたり、海外の気象サイトからデータをダウンロードして外国の気象を調べたりすることも考えています。さらに、温暖化に関する報告書を英語で読み、温暖化についての科学的知見を学ぶこともしたいと思います。マスメディアのフィルターを通してではなく、気象情報解析の体験を通して、自分で調べ、確かめて真実に迫る態度を、理系・文系を問わず涵養できれば良いと思います。
 授業はフィードバックを含め全15回行います
Course Goals ・さまざまな気象情報の取得方法を理解する
・取得した情報の処理方法を理解する
・気象や気象災害に関して、自分で調査して「正しく恐れる」能力を涵養する
・結果をまとめ、プレゼンテーションする初歩的な能力を養う
Schedule and Contents  以下のテーマから数テーマ選び、1テーマあたり2-3回で進めていきます。学生からのテーマ提案も歓迎します。

・ 気象を測る(簡単な計測器を用いて身近な気象を測る)
・ 上空の風や気温を測る
・ 外国の天気を調べる
・ 日本の竜巻と米国のトルネードを調べる
・ 自分の出身地や居住地など身近な地域の気象の変化を調べる
・ 身近な地域の気象災害を調べる
・ 気象予報はどの程度あたるのかを日々の予報から調べる
・ 「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の報告書を読んでみる

試験に代えてプレゼンテーションを行います。セミナーで扱ったテーマの中から一つを選択して、オリジナルな内容を含む調査結果を報告してもらいます。

プレゼンテーションを行うにあたり、パワーポイント等の使い方についても授業中に説明します。
Evaluation Methods and Policy 平常点(出席と参加の状況)80%、プレゼン20%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 事前に渡す資料に目を通す程度の予習を期待します。
Textbooks Textbooks/References テーマごとに資料を配布する。
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