ILAS Seminar :Wood watching in daily life
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester |
---|---|---|---|
Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period |
Intensive the end of August to early September |
Instructor name | SUGIYAMA JUNJI (Graduate School of Agriculture Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 日常の暮らしの中で、わたしたちは多くの木材に囲まれているにも関わらず、どこのどんな木が利用されているのかについて案外無頓着である。実は、食器、家具、建造物、作品、装飾品など、豊富な用途に応じて、適材適所の木使いが長い年月の間に知識となり、継承されている。本ゼミナールでは、木材を利用する現場の見学、ラボラトリでの実習を通して、木材の特性や見分け方を学習し、そこから見ることの出来る暮らしの中の「木使い」の背景についても理解を深めることを目的とする。 | ||
Course Goals | 文化財等の修理・修復の現場を見学し、その木材の特性や利用の背景について考察する能力を養う。木材標本を利用して、ルーペや顕微鏡を利用した樹種識別の実際や機械学習を利用した木や樹の見分け方の基本を学習する。 | ||
Schedule and Contents |
8月上旬から9月上旬頃、1日は現場見学、2日目以降は農学部で行う。 (1日目) 第1回~4回 京都市内の歴史的建造物修復現場の見学。周辺の樹木ウォッチングと樹木識別入門。 (2日目) 第5回~第9回 樹木とは? 草本・木本の違い。木材とは? 長所、短所、特筆すべき特性。樹種ごとに違う特性とその利用。モバイルルーペで代表的な木材の組織構造を観察し、識別法の基本を習得する。3日目に利用する、画像データベースを作成する。 (3日目) 第10回~第14回 作成した木材画像のデータベースを元に、樹種識別のAIを作ってみる。機械学習の基礎について学び、その可能性について議論する。 第15回 フィードバック (注)受講者が決定した段階で、開講時期、見学先などの具体的な情報について、メールにて事前通知する。 |
||
Evaluation Methods and Policy | 平常点(出席と参加の状況、授業への積極性)、ならびに小レポート2部(見学と実習)により理解度を評価する。評価の重みは5:5とする。 | ||
Course Requirements |
文系理系を問わず木材に興味のある方。専門知識は必要ではないが、授業中必要になる知識については、授業内で適宜補足する。 課外学習については、京都府教育庁文化財保護課のHP等を参照して、文化財建造物の保存修理について予習しておくこと。 http://www.kyoto-be.ne.jp/bunkazai/cms/?page_id=55 |
||
Study outside of Class (preparation and review) | 適宜、授業連絡メール、PandA等により指示する。 | ||
Related URL |
https://www.youtube.com/watch?v=OpGZGvLBHOg https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/250016 http://www.kyoto-be.ne.jp/bunkazai/cms/?page_id=55 http://www.kyoto-u.ac.jp/kurenai/201903/shisetsu/index.html |