ILAS Seminar :Communication Design

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name SHIOSE TAKAYUKI (The Kyoto University Museum Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 「自由に発想して好きなことをなんでも話し合ってください」「世の中にない新しいサービスを考えろ」どんな猫なで声を出しても、どんなに声を荒げても、参加者や生徒の思考は深まらない。その言い訳を、参加者のモチベーションの低さや生徒の発想力の欠如に責任転嫁してしまうようなリーダーにならないためにも、コミュニケーションの場を豊かに設計し、「深い問い」のデザインによって参加者や生徒を深い思考へと誘う手法習得が望まれる。
本講義においては、チームビルディングから問いのデザインのような会議の段取り、デザイン思考やシステム思考といった創造的思考過程まで、退屈な会議を創造的に変革し、受け身の授業を活気あふれる生徒主体の学び場に変革する具体的手法の獲得を目指す。
遠隔会議やコラボレーションツールについても修練し、オンライン会議におけるファシリテーション手法習得を目指す。
Course Goals 「伝える」と「伝わる」の差異、というコミュニケーションの本質を理解し、望ましいデザインに結び付ける具体的手法を習得する。教育、医療、経営、政策など、あらゆる分野、業界で効果的な組織、創造的な会議をデザインできるスキルを習得する。

ZOOMやslackなど遠隔会議やコラボレーションツールについても、はじめて使用する入門者も使いこなせるカリキュラムにより、オンライン会議におけるファシリテーションについても習得する。
Schedule and Contents 以下のような課題について、1課題あたり1~2週の授業をする予定である。 授業回数はフィードバックを含め全15回とする。

1. コミュニケーションデザインとは
2. 自己紹介と座り方のデザイン
3. オンライン会議やコラボレーションツール
4. 問いのデザイン1(問いとはなにか)
5. 問いのデザイン2(創造的な対話)
6. 問いのデザイン3(ファシリテーション)
7. 討論と議論と対話
8. インクルーシブ社会とダイバーシティ
Evaluation Methods and Policy 討論への積極的な参加と小レポート(20%)および最終レポート提出(80%)により評価する。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 日頃から異分野、異業種、異世代など、手法や価値観が異なる相手と協働し、議論する機会を意識してもっておくこと。そこで得る違和感を言語化することが予習であり、本講義で得た技法を積極的にその議論の場で試すことが復習である。
PAGE TOP