ILAS Seminar :Exploration of Ancient Palaces in Japan
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | Mainly 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Fri.5 |
Instructor name | YOSHIKAWA SHINJI (Graduate School of Letters Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course |
この授業では、日本古代王宮の遺跡を踏査する。 日本古代においては、律令体制が形成される7世紀代から中国的な王宮・王都が建設されるようになり、政治・経済・文化の中心となった。とりわけ王宮については、その形態や利用方法の変化が、各時期の政治システムを反映するものと考えられている。そこで、これまでの調査・研究の成果をよく学んだ上で、飛鳥宮・難波宮・平城宮・平安宮の遺跡に赴き、現地を綿密に踏査することによって、各王宮の特徴を理解したい。その上で、王宮・王都の展開という観点から、日本古代史の変遷を考えてみたいと思う。 |
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Course Goals | 現地を歩いて歴史を考える方法を身につける。 | ||
Schedule and Contents |
基本的に以下のプランに従って授業を進める。ただし、受講生の興味関心や踏査の実施条件によって、順序や内容を変えることがある。 第1回 古代王宮総論 第2回~第4回 平城宮 第5回~第7回 飛鳥宮 第8回~第10回 難波宮 第11回~第13回 平安宮 第14回 総括討論 第15回 試験 第16回 フィードバック(方法は別途連絡する) 授業では、担当者を決めて各王宮の研究成果を調査・討論し、休日午後を利用して現地を踏査して、遺跡に即した学習を行なう。したがって、1週目文献調査、2週目報告・討論、3週目踏査(休日に振り替えて実施、雨天決行)というサイクルを基本としながら、各王宮の様相を学んでいく。なお、各王宮遺跡の位置と吉田キャンパスからの移動時間は次の通りである。 平城宮跡:奈良市、約1時間(京阪・近鉄) 飛鳥宮跡:奈良県明日香村、約2時間(京阪・近鉄) 難波宮跡:大阪市、約1時間(京阪) 平安宮跡:京都市、約30分(市バス) |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点評価:調査・発表(30点)、討論と踏査への参加(50点)、試験(20点) | ||
Course Requirements |
次の4点をすべて満たすことを要件とする。 (1)高等学校等で日本史Bを履修したこと (2)日本古代史・考古学に強い関心があること (3)休日に行なう踏査にすべて参加できること (4)12-13kmの距離を歩くのが平気であること |
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Study outside of Class (preparation and review) | 第1回の授業で参考書を紹介するので、それを読んで予習・復習を行なう。 |