ILAS Seminar :Training in Academic Writing

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Thu.5
Instructor name TANAKA SOTA (Graduate School of Letters Senior Lecturer)
Outline and Purpose of the Course この授業では、レポート・論文を書く上でどのような点に注意すべきかを、特定の題材(古典日本語の用例調査)によって学びます。

大学で取り組むレポートや論文は、私たちが日常的に書く文章とは違った特徴を持っています。「構成をしっかり立てて書く」「明快な筋道になるように書く」「引用部分とそうでない部分が明確に区別できるように書く」等が、それに当たります。よって、「自前の文章力」によって執筆をこなそうとするのではなく、書き方を学ぶ必要があります。

題材は、『源氏物語』『枕草子』などの平安文学作品における特定の語(例、ひさし(久))の用例調査およびその語義分類です。多数の用例を分析することで、その語が当時どのように用いられていたかを帰納します。この行程を通じて、調査の方法、分析の方法、そしてそれらを適切に文章化する訓練をします。

最初の数回の授業で執筆の基本的な注意点や調査方法などをレクチャーし、その後 各参加者の発表となります。授業では、参加者は自分の発表だけでなく他の人の発表からも良い点・悪い点を学び、また建設的コメントをしてお互いに高め合うことが求められます。
Course Goals 1. 用例調査と分析の方法を身に付ける。
2. 自分の調査や考えを論文化する際の注意点を理解する。
Schedule and Contents 第01回 授業概要、模擬発表
第02回 講義:調べ方(コーパスなど)
第03回 講義:語彙調査の観点
第04回 講義:論文の書き方
第05~14回 発表・討議
第15回 総括
Evaluation Methods and Policy 参加状況:40%
発表:30%
レポート:30%
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 予習:次回の論文を読み込み、疑問点などを明確化する。
復習:発表中に指摘された注意点などを確認し、今後の発表に援用する。
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