ILAS Seminar :Disability Studies

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Mon.5
Instructor name HAYASHI TATSUYA (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
MURATA JUN (General Student Support Center Associate Professor)
MIYATANI MASASHI (General Student Support Center Program-Specific Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course この授業のタイトルをみて、「京大で障害を学ぶ? どういうこと?」と思った人はありませんか。一般的に、障害や障害者というと福祉やボランティアというイメージがあり、そもそも学問になるのか、という疑問をもつかもしれません。ただ、現在、障害を切り口にした、新しい学問の潮流が創出されつつあります。それは、「障害学(Disability Studies)」とよばれる学問で、障害を「個人モデル」という捉え方から「社会モデル」という捉え方へと変えるパラダイムシフトをベースに、人間や社会の理解を根本から変えていこうとする試みです。「どういう意味だろう?」と疑問をお持ちのあなた、一緒に学んでみませんか。教員からの講義だけでなく、ディスカッション、フィールドワーク、ゲストトーク、学生による発表を組み合わせた少人数ゼミで、知識や経験は一切不問です。文系・理系を問わず、意欲あふれる学生の参加を歓迎します。
Course Goals 現代における「障害観」について学び、多様性・異文化への理解を深めること、また、自主的な学習を通して、自分の思いを適切に伝えるプレゼン技術を磨き、且つディスカッションへ積極的に参加する意欲と能力を養うことを目標とします。
Schedule and Contents ※2022年度の実施方法や内容については、新型コロナウイルス感染症の影響による社会状況や大学の方針によって変更する場合がある。以下は、対面形式で授業を実施する場合の計画と内容であり、オンライン形式に変更する場合は何らかの変更を加える可能性がある。
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一部、講義も行いますが、基本的にはワークショップやディスカッションなどを重視します。

以下、授業の予定です。※スケジュールや内容は変更する場合があります。

1.オリエンテーション、導入授業等
2.「障害とは何か」①(障害に関するレクチャー)
3.聴覚障害・情報保障(聴覚障害に関するワークショップ)
4.ゲストスピーカー(海外から日本に来ている障害のある方を招く)
5.視覚障害・さわる文化(視覚障害に関するワークショップ)
6.支援機器(AT体験実習)
7.バリアフリー①(車椅子実習、バリアフリー調査)
8.バリアフリー②(グループごとの発表、ディスカッション)
9.発達障害(発達障害に関するレクチャー、模擬体験)
10.アダプテッドスポーツ(体験実習)
11.「障害とは何か」②(障害に関するレクチャー)
12.学生発表
13.学生発表
14.学生発表
15.フィードバック

なお、本授業は理学研究科_嶺重慎教授、情報学研究科_河原達也教授、医学研究科_岩隈美穂准教授、学生総合支援センター_和田竜太講師、人間・環境学研究科_江川達郎助教などの協力を得て実施します。
Evaluation Methods and Policy ○平常点(50%)
 8割以上の出席を求めます。
 授業への積極的な参加を求めます。

○発表(50%)
 授業の後半(7月頃)に学生発表を求めます。
Course Requirements この授業の履修にあたって、障害に関する知識やボランティア経験などは一切必要ありません。これまで障害について考えたこともなかったという学生の履修を待っています。
Study outside of Class (preparation and review) 自主的な学習を求めます。
学生発表の際には、各自でレジュメ等の準備を求めます。
Related URL http://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/support/index.html
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