ILAS Seminar :Diversity, ecology and evolution of marine mollusks
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar | |
Target Year | Mainly 1st year students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period |
Intensive April 29 to May 1 |
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Instructor name | NAKANO TOMOYUKI (Field Science Education and Research Center Senior Lecturer) | |||
Outline and Purpose of the Course |
古来より、四方を海に囲まれた日本において貝類が食糧として食卓にあがる事は珍しくない。しかしながら、その貝類の形態、食性、生態の多様性を知らずに食している人が大部分であろう。一般的に貝類と称される巻貝類や二枚貝類は世界で10万種を超えると言われ、その進化の歴史の深さは計り知れない。 そこで本ILASセミナーでは、講義およびフィールド調査、実習室での詳細な観察を通じて、貝類の多様性、生態、進化についての理解を深める事を目的とする。 |
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Course Goals |
・海洋生物の進化に関する基本的事項を理解する。 ・フィールド調査の手法を習得する。 ・レポートに対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。 |
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Schedule and Contents |
4月中旬に農学部総合館でオリエンテーションを行う(コロナの感染状況によってはZoomにて行います)。 実習は5月3日~5日の日程で、和歌山県西牟婁郡白浜町にある「瀬戸臨海実験所」にて行なう。実験所周辺の岩礁海岸および田辺市の干潟などでフィールド観察や採集調査を行ない、貝類の生態を観察する。その後、実習室において図鑑類を用いた同定作業や実体顕微鏡を用いた解剖や形態観察を行ない、貝類の形の多様性や進化について理解を深める。実習中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートを提出する。 実習の詳細については、初回オリエンテーション時に受講者と調整を行なう。 |
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Evaluation Methods and Policy |
実習への積極的な参加(30点)、レポート(70点)により評価する。 ・宿泊型の実習のため、実習中の集団行動を乱す者については厳しく対応し、「実習への積極的な参加」の項目を減点する。 ・レポートに関しては、新規性もしくは独自性が見られる考察については高い点を与える。 |
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Course Requirements |
・集団生活ができ実習が楽しめ、海洋生物に興味があれば、予備知識や文系・理系を問いません。 ・実習中に必要となる知識・用語などは、実習中に適宜補足します。 |
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Study outside of Class (preparation and review) | オリエンテーション時に、実習までに予習すべき事を指示します。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 貝類の同定に必要な図鑑類は、実習中に限り、実験所所蔵のものを貸し出しします。 | ||
References, etc. |
貝類学, 佐々木猛智, (東京大学出版会), ISBN:978-4130601900 貝のミラクル―軟体動物の最新学, 奥谷喬司 , (東海大学出版会), ISBN:978-4486014133 バイオディバーシティ・シリーズ5 無脊椎動物の多様性と系統, 白山義久(編), (裳華房), ISBN:978-4-785358280 |