Museum Collection Preservation
Numbering Code | U-LAS52 10001 LJ22 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | 2nd year students or above | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.4 | |
Instructor name |
MURAKAMI YUMIKO (The Kyoto University Museum Associate Professor) Takenouchi, Atsushi (The Kyoto University Museum Assistant Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 学芸員養成課程に関する講義の一つで、博物館資料保存論について扱う。博物館における文化史、自然史、技術史などの一次資料の保存及びその保存・展示環境及び収蔵環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得することを通じて、資料の保存に関する基礎的能力を養うとともに、博物館の資料を取り巻く現状についての理解を深める。 | |||
Course Goals | 学芸員資格に必要とされる博物館資料保存論の知識を習得する。 | |||
Schedule and Contents |
博物館における資料保存の意義(2回) 博物館資料の保存環境(5回) ・資料保存の諸条件とその影響(温湿度、光、振動、大気等) ・生物被害とIPM(総合的有害生物管理) ・自然史標本の保存(水銀等を含む標本の保存、標本ラベル保存の重要性) ・災害の防止と対策(火災、地震、水害、盗難等) ・伝統的保存方法 ・収蔵、展示等の保存環境 資料の保全(4回) ・資料の状態調査・現状把握 ・資料の修復・修理 ・資料の梱包と輸送 環境保護と博物館の役割(3回) ・地域資源の保存と活用(エコミュージアム等) ・文化財の保存と活用(景観、歴史的環境を含む) ・自然環境の保護(生物多様性・種の保存を含む) フィードバック(1回) |
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Evaluation Methods and Policy | レポート試験と平常点によって評価する。両者の割合は5割ずつとして評価を行う。平常点は毎回提出する課題により授業への参加状況を評価する。 | |||
Course Requirements | 学芸員資格取得希望者を対象とする。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業で習得した内容を、博物館などに出かけたときに現場で確認すれば、知識をより確実に身につけることができる。 | |||
Textbooks | Textbooks/References |
博物館資料保存論, 石﨑武志, (講談社), ISBN:978-4-06-156503-6
上記の教科書に即した内容のプリントを配布して授業を行う。教科書は復習にも使えるよう各自持っておくこと。 |