ILAS Seminar :Asian Area Studies through Film

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name YAMAMOTO HIROYUKI (Center for Southeast Asian Studies Associate Professor)
NISHI YOSHIMI (Center for Southeast Asian Studies Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 劇映画には虚構や誇張の要素が含まれているが、そうであるからこそ、現実社会では正面から声を上げにくい問題を取り上げたり、今は起こっていないけれど将来起こりうる問題を取り上げたりすることができる。ただし、上映して収入を得なければならないため、劇映画ではそれらの問題は恋愛劇や勧善懲悪の物語に形を変えて描かれることが多い。そのため、映画を通じて世界のことを知るには、舞台である地域社会についての背景知識や、映画を「読む」力が必要となる。この授業は、アジア諸国の長編・短編映画の鑑賞を通じて、アジア諸国の社会や文化に対する理解を深めるとともに、映画から社会の課題を読み解く力を身につけることを目的とする。
Course Goals 現在のアジア諸国が抱えている課題が映画にどのように表現されているかを読み解く。また、文献などからアジア諸国が抱えている課題を調査する基本的な方法を身につけ、文献から得られた理解と映画を通じて読み解いた理解を比較検討する視角を身につける。さらに、一般的な字幕翻訳の方法を理解したうえで、短編を英語から日本語に字幕翻訳することで、字幕翻訳の基礎を身につける。
Schedule and Contents 映画を通じたアジア社会の読み解き方に関する講義とグループ学習の組み合わせにより授業を行う。
東南アジア映画を中心に、いくつかの例を挙げながら映画の読み解き方を講義する。参加者は、初回のガイダンスでグループを作り、グループごとに選んだ映画について討論を行い、その映画を通じて社会や文化について読み解いた内容を発表する。
1.ガイダンス(授業の進め方/グループ分け/課題選択)
2.講義 映画の読み解き
3.発表と討論(1) 字幕①
4.発表と討論(2) 字幕②
5.作品鑑賞
6.発表と討論(3) 小説の読み解き
7.発表と討論(4) 長編(共通課題作品)
8.発表と討論(5) 長編(自由課題作品)
9.発表と討論(6) 長編(グループ課題作品①)
10.発表と討論(7) 長編(グループ課題作品②)
11.発表と討論(8) 長編(個人課題作品)
12.発表と討論(9) 中編
13.課題発表(1) 中間発表
14.課題発表(2) 最終発表
15.フィードバック
参加人数や参加者の関心や理解度に応じて変更する場合がある。
Evaluation Methods and Policy 発表(50%)と参加状況(50%)により評価するが、ゼミの中での積極的な姿勢も考慮に入れる。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 受講生にはほぼ毎回発表を行ってもらうため、授業時間外に発表準備をすることが求められる。主な発表は次のとおり。
(1)長編5作品の読み解きをグループごとまたは個人で発表(5回)
(2)短編小説の読み解きをグループごとに発表(1回)
(3)短編(3分程度)の日本語字幕をグループごとに作成して発表(2回)
(4)短編作品(3分程度)の内容と背景をグループごとに発表(2回)
Textbooks Textbooks/References 初回の授業で配布する。
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