ILAS Seminar :Introduction to Evolutionary Psychiatry - Are psychiatric disorder really disorder?
Numbering Code | U-LAS70 10001 SJ50 | Year/Term | 2022 ・ Intensive, First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | seminar |
Target Year | Mainly 1st year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese and English | Day/Period |
Intensive the last week on August (Guidance is scheduled in May.) |
Instructor name | GOTOU YUKIORI (Graduate School of Informatics Associate Professor) | ||
Outline and Purpose of the Course | 歴史上の傑出した芸術家や科学者などの多くが、脳機能障害、とりわけ、精神疾患や発達障害を持っていたことが知られています。本ゼミナールは、このような歴史上の人物の紹介を通じて、精神疾患や発達障害は「人間にとって、はたして本当に病気や障害なのか?」「生物の進化の過程において、なぜ、そして、どのように派生してきたのか?」といった疑問を討論します。また、精神疾患や発達障害の生物学的メカニズムの解明に向けた神経科学・心理学実験などの実習体験を通じて、理解を深めていただきたいと思います。 | ||
Course Goals |
・精神疾患や発達障害とは何か(脳神経生物学的なメカニズム、ヒトにとっての存在意義、療育や治療方法の現状など)について理解する。 ・心理学や脳神経科学研究の基礎について理解する。 |
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Schedule and Contents |
I.授業形式・日程・場所 夏期休暇中(8月最終週と9月第1週を予定)の4日間の集中講義形式で行います。5名以上の受講希望者がいた場合は、2グループに分けて行います。 講義ならびに心理実験体験等の実習を行います。 開講は吉田南構内国際高等教育院演習室21・22を予定しています。 Ⅱ.講義・実習の内容 (1)精神・発達障害を持っていたといわれる歴史上の偉人の紹介を交えながら、精神疾患や発達障害とはヒトにとって何なのか、といった疑問などの講義、討論を行います。 (2) 精神・発達障害の生物学的メカニズムに関する最新の研究の紹介などを交えながら、生物の進化から見た精神疾患や発達障害の理解についての講義、討論を行います。 (3)心理実験体験。 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点評価(出席状況と議論への参加度(100%)) | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義までに神経科学や精神医学などの入門書を読んでおくこと。 | ||
References, etc. |
天才と分裂病の進化論, デイヴィッド ホロビン, (新潮社), ISBN:978-4105419011 アスペルガーの偉人たち, イアン ジェイムズ, (スペクトラム出版社), ISBN:978-4902082074 病気はなぜ、あるのか―進化医学による新しい理解, ランドルフ・M. ネシー、ジョージ・C. ウィリアムズ, (岩波書店), ISBN:978-4788507593 |
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Related URL | https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/goto-laboratory/ |