ILAS Seminar :Introduction to Field Observations on Sea and Weather

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year Mainly 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Intensive
Schedule will be adjusted after the students are decided.(Guidance: 5th period (Planned))
Instructor name BABA YASUYUKI (Disaster Prevention Research Institute Associate Professor)
YOSHIDA AKIRA (Disaster Prevention Research Institute Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 地球上の大気現象の基となる太陽からのエネルギーは,まず地球の表面である陸面や海面に与えられます.このエネルギーが熱や水蒸気として大気に輸送され,大気と海洋,陸水間の相互作用の中で様々な現象を引き起こします.このILASセミナーでは,海や大気に関わる現象およびそれらの相互の関係について,実際の観測を通して学びます.事前ガイダンスの講義で学んだ知識を,実地観測を通じて参加者の実体験として確かめることにより,現象への理解および現象を捉える観測についての理解を深めます.
Course Goals ・海および気象の現地観測体験を通じて,現象を捉える方法について理解する
・海および気象に関する現象を体験に基づいて深く理解し基礎知識を習得する
・観測したデータの処理・グラフ化を行い,沿岸の水温,塩分濃度の分布,地上付近の大気変動について説明できるようになる
Schedule and Contents 本セミナーは,事前ガイダンス(通常1回)と現地での実習から構成されています.

受講者決定後,5月ないし6月中に吉田キャンパスにおいて事前ガイダンスを開催します(ガイダンスの日時は,履修確定後に受講生と相談の上決定します).ガイダンスでは,概要説明のほか,実習の日程調整も行います.

フィールドでの実習の内容は次の通りです.
(1) 海洋観測入門
(2) 気象観測入門
注1:それぞれの実習内容に関するレポート課題を出します
注2:現地までの交通費,現地での宿泊費,食費などは原則として受講生の負担とします

実習は,和歌山県白浜町にある防災研究所白浜海象観測所周辺で行う予定です(和歌山県串本町にある潮岬風力実験所での実習を追加で実施する場合もあります).本セミナーは集中講義形式で,例年9月(9月上旬~中旬頃)に1泊2日程度の日程で実施しています(詳細は,ガイダンスで調整します).
実習日程の決定後の変更,補講は行いませんので,受講希望者は9月(特に前半)の予定を十分考えた上で,選択して下さい.実習が主体の集中形式の講義のため,受講決定後の取りやめや欠席は,他の受講生の迷惑になります.厳に慎むようにお願いします.
Evaluation Methods and Policy 成績は平常点(出席と参加態度(ガイダンス10点、実習30点)),レポート(2実習項目,各30点)により評価します.

・ガイダンス,実習への参加は必須とします(レポート提出のみは受け付けません)
・各実習への参加状況(計測作業やデータ整理などへの参加姿勢等)も平常点の評価対象とします
・レポートに独自の工夫が見られるものついては,高い点を与えます
Course Requirements 実習では海水の水温,密度,大気の気温,湿度,風向風速,気圧などを扱いますので,物理の基礎的な内容については事前に自習を求めます.また,実測結果をグラフ化する作業もありますので,表計算ソフトウェアなどの使い方を学んでおくことを勧めます.
なお,実習時に必要になる専門的な知識については、実習期間内で適宜補足します.
Study outside of Class (preparation and review) このILASセミナーの特色は,紀伊半島の美しい自然の中で,大気の動きや海のふるまいを現地での実際の観測を通じて実体験することです.

履修が確定したら,海(沿岸),気象をキーワードに,波,潮汐などに関連する資料を読んでおくとよいでしょう.「流域圏」というキーワードで資料を探してみるのもよいでしょう.
Textbooks Textbooks/References 特に指定はありません.
実習時に必要な資料等は,適宜配布します.
Related URL http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/shirahama/index.html
http://rcfcd.dpri.kyoto-u.ac.jp/frs/swel/SWEL.htm
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