Field Study on Connectivity of Hills, Humans and Oceans I :Field Study on Connectivity of Ashiu Research Forest, Yura River and Tango Bay

Numbering Code U-LAS62 10003 PJ17 Year/Term 2022 ・ Intensive, First semester
Number of Credits 2 Course Type Practical training
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Intensive
5 days in early August
Instructor name TOKUCHI NAOKO (Field Science Education and Research Center Professor)
MASUDA REIJI (Field Science Education and Research Center Professor)
SAKANOUE NAO (Field Science Education and Research Center Assistant Professor)
NAKANISHI ASAMI (Field Science Education and Research Center Assistant Professor)
KAI YOSHIAKI (Field Science Education and Research Center Associate Professor)
SUZUKI KEITA (Field Science Education and Research Center Assistant Professor)
Ishihara Masae (Field Science Education and Research Center Associate Professor)
NAKAGAWA HIKARU (Center for Southeast Asian Studies Program-Specific Assistant Professor)
HENMI YUMI (Field Science Education and Research Center Assistant Professor)
Outline and Purpose of the Course 我が国は海に囲まれた森の国である。森林に降った雨は里域で田畑を涵養し、様々な人間活動に伴う負荷を受けた後に河川に流入して沿岸域へ流れ込む。そのため、陸上生態系のあらゆる変化が河川を通して集積され、最終的には沿岸海洋域の生態系に影響を与える。本実習では、由良川を実習フィールドとして、芦生研究林内の源流から河口(丹後海)までの環境と生態の調査を行い、森や都市などの陸域の構造や人間による利用が、河川の水質、動植物の組成や生態にどのように影響しているかを調べる。森林域では森林構造を観察し、里域では流域の利用実態を調べ、河川~河口域では環境観測と水質(栄養塩)分析、魚類、水生昆虫、エビ・カニ類、プランクトンなどの生物採集を行う。採集した動植物の種類を同定し、魚類の消化管内容物を分析する。これらの調査結果を総合して、森林域から河川を通して河口域へ至る生態系の変化を解析し、森-里-海の連環について考察する。
Course Goals ・森林観察、環境観測、魚類採集、底生動物採集、プランクトン採集などのフィールド調査手法を習得する。
・各種水質項目の分析、採集した動物の観察と同定、胃内容物の観察と食性分析など、フィールド採集された標本を分析する手法を習得する。
・フィールドデータの解析手法を学習する。
・多様な環境データ及び生物データを用いて、生態系間の連環のメカニズムを解析する手法を学ぶ。
Schedule and Contents 8月上旬(8月8日から12日を予定)に5日間の日程で実施する。

1日目:朝 JR園部駅集合、バスで芦生研究林へ移動、芦生研究林にて森林構造の観察、由良川源流にて調査(魚類、水生昆虫、水質など)
2日目:由良川上・中・下流・河口調査(魚類、水生昆虫、プランクトン、水質など)、舞鶴水産実験所へ移動
3日目:舞鶴水産実験所にて水生昆虫・ベントス・魚類の分類、胃内容物分析、水質分析
4日目:舞鶴水産実験所にてプランクトン分析、データ解析
5日目:データ解析、成果発表会、午後JR西舞鶴駅前で解散
Evaluation Methods and Policy 実習への取り組みの様子とレポートで評価する。配点については実習開始時の講義において説明する。
成績報告が他の前期科目より遅れる場合があるので注意。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) PandAに資料を掲示するので、実習時の注意事項も含め十分に予習しておく。
References, etc. 森里海連環学, 京都大学フィールド科学教育研究センター, (京都大学学術出版会), ISBN:978-4-87698-689-7 C3045
森川海のつながりと河口・沿岸域の生物生産, 山下洋・田中克, (恒星社厚生閣), ISBN:978-4-7699-1075-6
森と海をむすぶ川, 京都大学フィールド科学教育研究センター, (京都大学学術出版会), ISBN:978-4-87698-575-3
Related URL http://fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/
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