Psychology and Physiology of Human Interface

Numbering Code U-LAS30 20017 LJ12 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year All students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Wed.5
Instructor name SHIMODA HIROSHI (Graduate School of Energy Science Professor)
Outline and Purpose of the Course パソコン、スマートフォン、家電製品、自動販売機など、近年、私たちの日常生活の中にコンピュータが深く浸透してきています。皆さんは、このような機械を操作する際に戸惑うことはありませんか?
さらに、人工知能の進化により私達に近い知能を持った自動化機械も開発されようとしています。そんな機械と私たちはどのような関係が望ましいのでしょうか?
人間と機械との関係をより良くするためには、機械側の技術発展のみならず人間側の特性の理解も不可欠です。この授業では、機械操作における人間の心理や生理に関して、その基礎知識とモデル化、さらには、人の感情を扱うアフェクティブインタフェース、考えるだけで機械を操作できるブレインマシンインタフェース、人とのコミュニケーションに重点を置いた知的社会エージェントなどの次世代インタフェースについて理解を深めることを目的としています。
Course Goals ・人間が機械を使う際に、人間と機械との違いに着目して特に人間側の特性を理解する。
・人間の特性を理解した上で、機械と人間の最適な関係を考える視点を養う。
・課題やレポートに対して自主的、継続的に取り組む能力を養う。
Schedule and Contents 授業は、主にスライドを用いて内容を口述するとともに、適宜、参加型のクイズや心理実験、生理指標計測のデモンストレーション等を行います。主な内容は以下の通りです。
1.ヒューマンインタフェースとは?(1回)
 ・ヒューマンインタフェース分野の概観
2.ヒューマンインタフェースの心理(2~4回)
 ・知的処理と感性処理の対比
 ・人間情報処理の心理機能と特性
 ・感覚と知覚の特性
 ・感覚記憶、短期記憶、長期記憶
 ・思考と推論
3.インタフェースの認知システム工学(5~8回)
 ・メンタルモデル
 ・ヒューマンエラーとその防止対策
 ・ヒューマンエラー率の推定
4.ヒューマンインタフェースの生理(9~12回)
 ・神経系と心理機能
 ・脳機能の計測法
 ・ブレインマシンインタフェース
 ・自律神経系に関する生理指標の計測法
 ・視覚系の構造とその指標の計測法
5.アフェクティブインタフェースと知的社会エージェント(13~14回)
 ・アフェクティブインタフェースの構成法
 ・アフェクティブインタフェースの例
 ・知的社会エージェントの構成法
 ・知的社会エージェントの例
7.課題のフィードバック(15回)
Evaluation Methods and Policy 授業中に実施するクイズ・デモンストレーション等への積極的参加と適宜出題される小課題への解答(50%)、授業期間中に3回出題するレポート課題の解答(50%)を総合して、授業内容の理解と応用の観点から成績を評価します。定期試験は実施しません。
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) ・予習として、教科書の該当授業に対応する教科書の部分、および授業スライドを読み、授業範囲と大枠を理解しておくこと。
・出題された小課題やレポート課題を解答し提出すること。
Textbooks Textbooks/References ヒューマンインタフェースの心理と生理, 吉川 榮和他, (コロナ社), ISBN:4-339-02415-5
PAGE TOP