Health Psychology I
Numbering Code | U-LAS40 10005 LJ26 | Year/Term | 2022 ・ Second semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.3 | |
Instructor name | FUNABIKI YASUKO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) | |||
Outline and Purpose of the Course |
現代社会は、物質的には豊かであり、また科学技術の発展により非常に便利となっているが、一方でストレス社会と呼ばれるほどこころの健康に対する問題は増加している。高校までには習わなかったかもしれないが、ストレス、いらいら、抑うつ、不眠などのこころの健康に関する課題について基本事項から理解しておくことは、今後の人生において、周囲または自身に対して何らかの助けとなるであろう。 本授業においては、こころの健康に関する個人的・社会的両面のさまざまな問題にとりくむための基本的な能力を身に着けることを目的として、発達段階ごとに問題になる心理的な課題を理解し、精神の病の予防やそこからの回復について必要となる知識と見識を養う。精神疾患についての各論や歴史的背景も系統立てて一通り解説するため、本授業の履修により、こころの健康の基礎知識を習得することが可能である。 |
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Course Goals | 各発達段階の心理的課題や精神の病について学習することで、こころの健康に関するさまざまな問題にとりくむための基本的能力を獲得する。 | |||
Schedule and Contents |
以下の項目についてそれぞれ1~2週に分けて授業を行い、リアルタイムな話題があれば取り入れる。 1.こころの健康という概念:WHOによる健康観や国際比較を通して、精神面を含めた包括的な健康とは何かを考える 2.こころの健康の維持の仕方 3.ライフステージに応じたメンタルヘルス 4.乳幼児期のメンタルヘルス、神経発達症 5.児童青年期のメンタルへルス 6.パーソナリティ、神経症 7.気分障害 8.うつ病と自殺 9.統合失調症 10.高齢者・認知症・その他の精神疾患 11.精神病はどのように知られてきたか-精神疾患の原因と治療に関する、社会の観念と実践の歴史 12、13.レポート作成、全体のまとめ 14、15.フィードバック、意見交換 |
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Evaluation Methods and Policy | 平常点(授業への参加状況)(60)、授業内容に沿ったレポート(40)により評価 | |||
Course Requirements | None | |||
Study outside of Class (preparation and review) |
授業内容の復習 日常生活における関連する事柄に授業内容を応用できるよう検討する |
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Textbooks | Textbooks/References | 授業で使用するスライドをKULASISに掲載 | ||
References, etc. | 標準精神医学 第7版, , (医学書院) | |||
Courses delivered by Instructors with Practical Work Experience |
分類: A course with practical content delivered by instructors with practical work experience Details of Instructors’ Practical Work Experience: 医師(精神科医・内科医)として診療に従事し、行政・地域福祉・学校現場と連携した社会的支援の経験有り(公認心理師取得) Details of Practical Classes Delivered: 特に精神疾患の解説の際には、基本的知識を提供するとともに、精神科医としての実臨床に基づいた説明を行う。地域におけるメンタルケアの解説の際には、行政・地域福祉・学校現場における現状を伝える。 |