Introduction to Wildlife Science
Numbering Code | U-LAS14 20015 LJ68 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | Mainly 1st & 2nd year students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.4 |
Instructor name |
HIRATA SATOSHI (Wildlife Research Center Professor) MURAYAMA MIHO (Wildlife Research Center Professor) MITANI YOKO (Wildlife Research Center Professor) |
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Outline and Purpose of the Course | 野生動物や動物園・水族館など飼育下の動物を対象とした、動物の生態・行動・社会・保全などの研究について解説する。一連の講義を通じて、野生動物の研究を概観する。また、動物の生態学、動物行動学、進化学、保全生物学、心理学などの研究領域の基本的な考え方を学ぶ。 | ||
Course Goals | 動物生態学、動物行動学、行動生態学、保全生物学などの基礎的な考え方を学ぶ。また、そのような考え方から、環境問題や人間の行動や心理といった身近な現象を捉えなおし、さまざまな視点から物事を見ることを目指す。 | ||
Schedule and Contents |
以下の主題に関して、野生動物研究センターの教員がリレー形式で概説する。詳細な講義日程、各回の講義内容などについては、初回の講義においてアナウンスする。 1)野生動物を遺伝子解析によって理解する(5回) 直接観察が難しい野生動物でも、DNAを調べることで、保全に必要な情報が得られる。遺伝マーカーの解析による種判別、性判別、血縁判定、多様性解析、個体数推定について、方法や応用など、例をあげて説明する。また観察情報と遺伝情報を合わせて展開される野生動物の行動生態研究の様々な可能性について解説する。 2)海棲哺乳類の生態,保全学(4回) 生態学の基礎的な知識や調査の手法について、海棲哺乳類の例を紹介しながら解説する。また、海棲哺乳類と人にどのような軋轢があるのかを解説し,人と海棲哺乳類が共存するためにはどのような取り組みが必要かを考える。 3)野生動物の行動、社会、認知(5回) 野生動物を理解するには、まず彼らの行動を見てみることが有効だろう。動物たちは、どんな行動をするのだろうか?どんな社会を築いているのだろうか?何を考えているのだろうか?多様な動物種の行動、社会、心に迫る比較研究について概説する。 4)フィードバック(1回) |
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Evaluation Methods and Policy |
定期試験(筆記)による絶対評価 ただし、新型コロナウイルス感染症により、教室での試験の実施が困難な場合は、レポートなどの課題によって評価することがある。 |
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Course Requirements | 高校等での生物の履修経験は必要としない。授業中必要になる知識については、授業内で適宜補足する。 | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 予習は特に必要ない。授業で、特に重要な概念・用語などを指摘するので、それらを復習することで、基礎的な知識を身につけてほしい。 | ||
References, etc. |
野生動物─追いかけて、見つめて知りたい キミのこと, 京都大学野生動物研究センター, (京都通信社), ISBN:978-4-903473-60-4, 野生動物研究センターの様々な研究活動を、初心者にも分かりやすく紹介している。 海棲哺乳類大全 彼らの体と生き方に迫る, 田島 木綿子・山田 格, (緑書房), ISBN:9784895315883 仲間とかかわる心の進化-チンパンジーの社会的知性, 平田 聡, (岩波書店), ISBN:978-4-00-029614-4 |
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Related URL | http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/link.html |