Basic Organic Chemistry II

Numbering Code U-LAS13 10010 LJ60 Year/Term 2022 ・ Second semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Mainly 1st year students Target Student For science students
Language Japanese Day/Period Wed.3
Instructor name OHNO HIROAKI (Graduate School of Pharmaceutical Sciences Professor)
Outline and Purpose of the Course 本講義では、アルケンとアルキンの反応、芳香族化合物、および置換反応や脱離反応等の基本を修得するために、類例を用いて化合物の構造と性質を理解するとともに、各反応のメカニズムを理論的に考察する。
Course Goals ・アルケンの代表的な反応を理解し、反応の立体選択性について説明できる。
・アルキンの代表的な反応を理解し、簡単な合成計画を立案できる。
・芳香族化合物の基本的性質と反応性を理解し、求電子置換反応について考察できる。
・立体化学について理解し、立体異性体や反応の立体化学について説明できる。
・置換反応と脱離反応を理解し、反応物の構造や反応溶媒が与える効果について考察できる。
・アルコール、アミン、および関連化合物の基本的な性質と反応性を理解する。
Schedule and Contents 基本的に以下の計画に従って講義を進める。
ただし講義の進捗状況に応じて、同一テーマの回数を変えることがある。

1.アルケンとアルキンの反応1:アルケンのハロゲン化、水和、還元
2.アルケンとアルキンの反応2:アルケンの酸化、ラジカル付加
3.アルケンとアルキンの反応3:共役ジエンとアルキンの反応
4.芳香族化合物1:命名、Hückel則、芳香族ヘテロ環、多環式芳香族
5.芳香族化合物2:求電子置換反応
6.芳香族化合物3:求電子置換反応における置換基効果、酸化と還元
7.立体化学1:エナンチオマー、ジアステレオマー、メソ化合物
8.立体化学2:反応の立体化学
9.ハロゲン化アルキル1:命名、合成、SN2反応
10.ハロゲン化アルキル2:SN1反応
11.ハロゲン化アルキル3:脱離反応
12.ハロゲン化アルキル4:反応のまとめ
13.アルコール、フェノールとチオール1:命名、アルコールの合成と反応
14.アルコール、フェノールとチオール2:チオール、エーテル、スルフィド
15.フィードバック(別途連絡予定)
Evaluation Methods and Policy 定期試験(80%)及び平常点(出席状況及び小テスト、20%)により評価する。
ただし、対面での定期試験が実施困難な場合には、平常点の割合を40%に上げる可能性がある。
Course Requirements 本薬学部開講科目「基礎有機化学Ⅱ」は、同じく薬学部開講科目である「基礎有機化学Ⅰ」(瀧川講師)を基盤とした発展的な授業であるため、連続した履修が望ましい。
Study outside of Class (preparation and review) 授業終了後に対応する教科書範囲について各自で復習を行うこと。
すべての例題と章末問題に取り組むことが望ましい。
Textbooks Textbooks/References 有機化学 -生体反応へのアプローチ-, マクマリー, (東京化学同人), ISBN:9784807906918, 本教科書に従って授業を進める
References, etc. 有機化学 第7版 下, ブルース, (化学同人), ISBN:9784759815856
HGS立体化学分子模型 4010学生用セット, , (丸善), 他の分子模型でも代用できる
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