ILAS Seminar :Science of Rocky and Icy Planets and Satellites

Numbering Code U-LAS70 10001 SJ50 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type seminar
Target Year 1st year students Target Student For all majors
Language Japanese Day/Period Tue.5
Instructor name YAMAJI ATSUSHI (Institute for Liberal Arts and Sciences Professor)
Outline and Purpose of the Course 学際科学である惑星科学のなかで,固体地球科学的側面を中心に,惑星や衛星の地学について理解を深めることを目的とする.また,自ら選んだ文献を各自が紹介し,参加者で質疑応答することで,読解やプレゼンテーションの技術を磨くことを目的とする.
Course Goals 地学の基礎的事項について理解する.また,それを説明する方法を学ぶ.
Schedule and Contents 参加者各自で選んだ文献を紹介するセミナー形式とし,各自が必ず発表を複数回おこなう.そのため,定員を15名程度とする.また,基礎的事項については,講義形式で解説する.参考書として挙げる『惑星地質学』や『Planetary Surface Processes』の1章を紹介することもよいが,文献を独自に選ぶことを奨励する.文系の学生も履修できるよう,惑星や衛星に関係した科学史,宇宙政策,宇宙産業などの文献紹介でもよい(理系の学生がそれらを紹介することも可).初回は発表の順番を決め,担当教員が講義形式で行う.

『惑星地質学』の目次は次のとおり:
第I部 惑星地質学の基礎
1. 惑星地質学とは,2. 固体天体の地形
第II部 太陽系固体天体の地質
1. 水星,2. 金星,3. 月,4. 火星,5. 小惑星,6. 水星,7. 木星の衛星と環,8. 土星の衛星と環,9. 天
王星・海王星の衛星

『Planetary Surface Processes』の目次は次の通り:
1. 壮大な旅,2. 惑星の衛星の形状,3. 強度と重力,4. 地殻変動,5. 火山活動,6. インパクト・クレータリング,7. 表面物質と表面の組織,8. 斜面と斜面における現象,9. 風による作用,10. 水による作用,11. 氷による作用
Evaluation Methods and Policy 平素の勉学態度を重視する.担当する発表の準備状況・内容は,出席と参加の状況とあわせて重要な評価対象となる.
Course Requirements None
Study outside of Class (preparation and review) 高校の『地学』を参考に,地学の基礎を身につけることを勧める.また,輪読の担当のときには,種々のメディアを利用して,意外性のある観点で発表を組み立て,参加者の議論を喚起することを期待する.
Textbooks Textbooks/References Melosh著『Planetary Surface Processes』は2022年に、『惑星地質学入門』というタイトルで訳書が出版される予定。
References, etc. Planetary Surface Processes, H.J. Melosh, (Cambridge University Press), ISBN:9780521514187, 講義形式のときの参考書
惑星地質学, 宮本英昭ほか, (東京大学出版会), ISBN:4130627139
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