Low-Temperature Science A
Numbering Code | U-LAS12 20012 LJ57 | Year/Term | 2022 ・ First semester |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture |
Target Year | All students | Target Student | For all majors |
Language | Japanese | Day/Period | Thu.4 |
Instructor name |
ISHIDA KENJI (Graduate School of Science Professor) SASAKI YUTAKA (Graduate School of Science Professor) YANASE YOICHI (Graduate School of Science Professor) TAKAHASHI YOSHIROU (Graduate School of Science Professor) |
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Outline and Purpose of the Course |
低温研究の発展にともない、「低温」は理学はもとより広く工学・医学・農学などの分野に応用され、多くの最先端技術の基礎となっている。この講義の内容は、 1. 低温・温度とは、 2. 低温生成と低温研究の意義、 3. 粒子の量子性、 4. 金属中の電子の様子、 5. 超伝導現象とその発現機構 6. 超伝導の応用と最近の研究について 7. 量子粒子としてのヘリウム、 8. 冷却気体の凝縮状態 などを扱い、各分野の専門の教員ができるだけわかりやすく説明する。 理科系学生(高校で物理・化学履修者)を対象にしているが、物理を履修していない学生や文科系の学生も歓迎する。 基礎研究の面白さに触れてもらうための入門的基礎講義であり、低温物理の基礎から最先端の内容まで紹介する。 |
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Course Goals | 各教員から出されるレポートを作成することより、自身で必要な情報を調べ、その内容を簡潔にまとめる能力を養う。温度の概念や低温の知識を身につけ、低温で起こる物理現象に興味を持つ。 | ||
Schedule and Contents |
低温科学の基礎や歴史的な話題から、最新の研究成果に至るまでをリレー形式の講義で平易に解説する。低温で現れる超伝導や超流動現象の紹介と、それらを理解するための量子力学を中心とした基本概念、さらにレーザー冷却した原子気体のボーズ・アインシュタイン凝縮と量子コンピュータへの応用などについて、それぞれの分野を専門とする教員が解説する。簡単な低温実験による超伝導のデモンストレーションや実験室見学も行う。 1. 低温科学と超伝導の概説 (石田) 【4週】 2. ヘリウム:量子液体と超流動 (佐々木) 【3週】 3. 量子力学と超伝導・超流動 (柳瀬) 【3週】 4. レーザー冷却とボーズ・アインシュタイン凝縮(高橋) 【3週】 5. 実験室見学 【1週】 6. フィードバック 【1週】 |
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Evaluation Methods and Policy | レポート試験(各教員が担当時間にレポート問題を提示する。)により成績を付ける。 | ||
Course Requirements | None | ||
Study outside of Class (preparation and review) | 講義前に、関連URLから講義ノートをdownloadしておいてください。詳細は講義中にお伝えします。低温科学A、B 講義ノート( http://www.ltm.kyoto-u.ac.jp/)参照. | ||
References, etc. | なし | ||
Related URL | http://www.ltm.kyoto-u.ac.jp/lecturenote/ |