Graphic Science A
Numbering Code | U-LAS16 10001 LJ55 | Year/Term | 2022 ・ First semester | |
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Number of Credits | 2 | Course Type | Lecture | |
Target Year | All students | Target Student | For all majors | |
Language | Japanese | Day/Period | Tue.2/Tue.3/Tue.4/Wed.4 | |
Instructor name |
NAKAJIMA SETSUKO (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor) MAEDA MASAHIRO (Graduate School of Human and Environmental Studies Associate Professor) Naohiko YAMAMOTO (Part-time Lecturer) |
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Outline and Purpose of the Course |
人間が駆使する諸科学・諸技術において、ルネッサンス以降の数世紀を費やして3次元と2次元との間の図形の変換理論を形成してきた。数学的には「投影」、図形科学的には「投象」と呼ぶが,その理論の概要の学習と作図演習を行う。今やコンピューターによる作図が主流となっているが、ここではその原理となる理論を学ぶとともに、作図リテラシーの習得を目的としている。 理系学生にとっては、幾何学の基礎知識となるとともに、さまざまな物体(機械製品、建築物、土木構築物など)や空間を2次元図面として表現し、また、逆に2次元で示された図面から3次元の物体を造りだすために必要な能力を養うことができる。また、文系学生にとっては、ルネッサンス以降の絵画や彫刻、都市図などの歴史をたどることになり、現在の芸術および我々の身の回りにあふれるさまざまな「かたち」への理解につながる。 必ずしも理工系の学生専用の科目として開講しているものではないので、中学卒業程度の幾何学知識があれば履修に支障はない。文科系学生にも十分履修可能である。ただし作図演習を伴う実習的授業であるから、道具が必要となる。 |
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Course Goals | 投象の概念を理解するとともに、基礎的作図法を習得する。 | |||
Schedule and Contents |
以下の内容について講義する。講義順は前後することがある。 1 投象の概念と諸方法:オリエンテーション(作図道具の解説) 2 投象の歴史概説:立体図形表示における射影変換とアフィン変換の発見 3 軸測投象の原理:図形の要素(点・直線・平面)の表示 4・5 軸測投象の演習:図形の要素(点・直線・平面)の相関 6 正投象の原理:平面図と立面図表示の原理 7・8 正投象の演習:図形の要素(点・直線・平面)の相関 9・10 副投象の原理と演習 11・12 一般的回転法の原理と演習 13 ラバットメントの原理と演習 14 投象における計量的性質の取り扱い方 15 フィードバック |
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Evaluation Methods and Policy |
理解度確認試験70%、平常点(提出課題など)30%によって評価する。 上記に加え、授業への出席と参加の状況も考慮事項とすることがある。 |
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Course Requirements | 履修に当たり教科書、三角定規およびコンパスが必要。道具の説明は授業初回に行う。 | |||
Study outside of Class (preparation and review) | 授業後のできるだけ早い時期に、授業内容を見直し演習課題を行うことが、習得において効果的である。講義よりむしろ演習課題を通して理解を深めることが必要な科目と考えていただきたい。 | |||
Textbooks | Textbooks/References | 図学 上巻, 玉腰芳夫 伊從勉, (ナカニシヤ出版), ISBN:4-88848-310-8, 2000年増補改訂版 |