Field Earth Science

Numbering Code U-LAS15 20001 LJ58 Year/Term 2022 ・ First semester
Number of Credits 2 Course Type Lecture
Target Year Mainly 2nd year students or above Target Student For science students
Language Japanese Day/Period Tue.2
Instructor name KOGISO TETSU (Graduate School of Human and Environmental Studies Professor)
OOKURA TAKAHIRO (Graduate School of Science Professor)
NARUSE HAJIME (Graduate School of Science Associate Professor)
YOSHIMURA RIYOUKEI (Disaster Prevention Research Institute Professor)
ITOU SYOUICHI (Graduate School of Science Associate Professor)
Outline and Purpose of the Course 地球の現在の構造と営み、および誕生から現在までの変動の歴史を明らかにしようとする地球科学では、その情報を得るために野外において調査・観測を行い、試料やデータを持ち帰る「フィールドワーク」が重要である。この講義では、地球科学におけるフィールドワークの現場の様子(野外状況や調査・観測手法)と、そこで得た実際のデータや試料を示しながら、それらの持つ意味を解説し、その解析から示されてきた地球の諸現象の様相について解説する。
Course Goals 教科書に記載されている地球の諸現象とそのメカニズムが、どのようなフィールドワークによって得られたデータや情報に基づいて解明されてきたのかについて、具体的な理解を深めることができる。
Schedule and Contents 様々なテーマ・手段で行われている固体地球科学系のフィールドワークを、現場の状況、調査形態・手法とともに紹介する。そして、それらのフィールドワークから得られた情報・試料・分析データと、それらから解き明かされてきた地球の諸現象について解説する。
調査地の状況やフィールドワークの実際の様子は、画像・映像などを通して紹介し、採取した試料や関連試料に実際に触れる。現場・現物をイメージしながら、それらから得られる情報の意味するところを、分析・解析方法とともに解説する。
講義内容は以下の通り(予定)。フィードバックを含めて全15回分の授業を行う。
1. 地球科学における「フィールドワーク」の意義(小木曽)
2. 野外における「時間軸・時代」の認定(小木曽)
3. 身近なフィールド:京都盆地・西南日本(小木曽)
4. プレート運動に伴う諸現象
・阿蘇/桜島:沈み込み帯の火山活動を探る地球物理学的アプローチ(大倉)
・エチオピア:プレート発散境界での地学現象(小木曽)
5. 地球深部の現象
・日本列島:電磁気学的構造から診る地震・火山現象(吉村)
・南太平洋:火山島の岩石から地球深部を探る(小木曽)
6. 堆積物から読み解く地球の変動
・東北日本/東南アジア:津波堆積物から読み解く地震の記録(成瀬)
7. 宇宙というフィールド
・隕石/惑星探査:地球外物質の探索(伊藤)
Evaluation Methods and Policy 取り上げた内容の区切りごとに課すレポートの内容について、フィールドワークの内容の理解度に基づき評価する。詳細は第1回目の講義時に説明する。
Course Requirements 全学共通教育科目「基礎地球科学A・B」または地球科学に関する他の概説的講義を履修済みであることが、講義内容をより良く理解するためには望ましい。講義内で必要な知識については、授業中に適宜補足する。
Study outside of Class (preparation and review) テーマ毎に課すレポートにより、講義内容の復習をすること。
授業中に示される参考文献の関連部分を読むこと。
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